1人前への道
来月、修学旅行でUSJに行く息子。
楽しみー、楽しみー、とはしゃいでいて可愛いのですが、
その息子に、姉であるムスメが
「修学旅行いつから?」ときいたところ
「わかんね」と答えた。
ワタシは聞き流してたんだけど、ムスメは聞き逃さなかった!
ねえ!!
わたし、そーゆーの、ほんっとムリ!
えー、なんで日程把握してないの?
わけわかんないわー。ほんとに楽しみなの?
半ば呆れ、半ば怒り。
やっば。ワタシも結構な割合で、息子派。
自分の中の息子率を隠し、まるでムスメと同じ、キッチリしてるのが好きな人みたいな顔して、ほんとねーとかいってみた。
今度は息子が聞き逃さなかった。
「なんだよ、自分だって、ぼんやりしてるしキッチリしてないくせに!」
目くそ鼻くその戦いである。
ムスメに軽蔑されたくない母と、
姉に侮辱されたくない弟の、名誉をかけた戦いだ。
しかし2人とも自分たちが、大雑把で、テキトーなことを理解しあっている。
どちらかを蹴落としたって、その性質がなおるわけでもないし、むしろ大雑把な自分たちにもいいとこあるんだぜ、くらいに思ってたりする。
なので、お互いを攻めることなくカレンダーを確認し、いまよりもうちょっと雑さ加減を薄めながら生きて行こうよ。
と手を取りあった。
娘は「6日からってカレンダーにかいてあるよ! 覚えといて!」
と言って、部屋から出ていった。怒ってるというより、なんだか少し悲しげな後ろ姿で。
「6日からだって」
「おれ、日程は知らないけど、3日間のメニューはしってる!」
「ワタシもー。みたみたー」
......
いつか、新婚旅行の計画とか立てながら、パートナーに怒られたりするのかもしれないなぁ。
いつからかわかってる?
なーんてさ。
ワタシもオットに指摘うけつつの今日。
ワタシと息子は、少しづつ「把握するチカラ」をつけつつ、世の言う1人前に向かっているのです。
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