4/18午後 アイドルが躁鬱拗らせて閉鎖病棟に入院してみた

朝突然主治医に14:00から知能検査があることを告知された
正式名称はWISCというもの(バージョンはわからない~)
14歳の頃WAISという似た形式の知能検査を
3時間×2日間かけて受け、酷く疲れた記憶が今も鮮明にあるので
しょぼくれたフリーレンみたいな表情になった

心理士さんに2日前と同じ地下室に連れて行かれ検査は始まった

内容は
・ブロックを使い図面を再現した形を作る
・並べられた図形たちから共通項を見出しそれに当てはまる図形を5つのうちから選ぶ
・ランダムな数字を聞いて指定された順番に頭の中で並べ口にする
・文章題の計算問題
・間違い探し
・単語の意味を説明する
・事象について自らの解釈を説明する
など
WAISは受けるからと言って検査内容を知っても結果の変わりようがなさそうなので
受ける予定がある方も心の準備がてら軽く調べても差し支えないと思われますよ〜
さっき調べ直したところもっとわかりやすく精細に説明されているサイトがあった

これらが力を込めて回しすぎたコーヒーカップくらい目まぐるしく出題されていく

終始懸命に取り組んだが
「Q.相対性理論といえば誰?」「A.絶対違うけどやくしまるえつこ…」
間違い探しのあまりの難易度に「サイゼリヤより難しいって」
問題の解き方の説明を受け「つまりHUNTER×HUNTERのハンター文字読むのと同じ要領ですよね」
などとアホ丸出しの発言を連発していた。恥すぎる。
自己嫌悪になる程、殆どの問題で手応えを得られなかったけど
言語を扱う問題だけ異次元の楽しさで人が変わったかのようにスラスラ解いていた

げっそりしながら病室に帰ったらガムガールとお姉さまが
「やっぱりげっそりして帰ってきたね おつかれ」と笑ってくれた

その後読みにくく長い手記をnoteへ写す作業にかなり時間を費やしそれは20:05まで及んだ
(あんたその後ノート4ページに渡る日記書いて翌朝もっと大変なことになるから大丈夫やで〜^^ 未来の自分より)

これまでの更新をInstagramのストーリーで告知していないことに気づき画面を作るも
電波が最悪すぎてあと3mmのところで投稿完了できない
もうInstagramくんなんて嫌い!と見切りをつけ
大人しくiPhoneをナースステーションに預けた

「葬送のフリーレン」を読む。
まだ完結していないことがわかってとっても嬉しい!
気後れすることなく最新刊まで辿り着いた。
お、おもしろすぎる〜!!!そう来るか〜!という展開を迎えた

わたしはマンガ・アニメならとりあえず飛びつく、というタイプではない
作品の画風・舞台背景・キャラクターの設定・言葉の扱い方
この全てがしっくり来ないと全然手をつけない
でも気に入ったらのめり込み究極身体に作品の一部をタトゥーとして刻んでしまう
極端すぎる_________。
筋骨隆々とした作品はジョジョ2部までしか触れてないかも
気に入った作品にはひとつだけ共通点がある
可愛い女性キャラが1人以上出てくる。多ければ多いほどいい。
可愛い女性たち、最高だぜ〜!!!(萌え豚のタートル)

そして消灯。即寝。
0:30頃、中途覚醒を起こして睡眠薬をもらう。戻る。
1:45頃、胃痛。胃薬をもらう。戻る。
眠れない。漠然とした不安。暗闇。逃げたい。抗不安薬をもらう。

もうここまで頑張って眠れないなら無理です‼️

4/17の消灯後訪れたように自販機の明かりが灯る机にひとり座る。
「葬送のフリーレン」最新刊を半分まで読んだところで
4/18の密度が詰まりすぎていることを思い出し
もはや習慣になりつつあるノートとボールペンを取る。

起こった出来事とそれに呼応し感じた事たちがボールペンを伝い、インクが意志を持った言葉に成る。
わたしにとって言葉は最高の相方。自分を如何様にもできるし、どこへでも連れて行ってくれる。
言葉と結婚したい。
単語をひとつ選ぶとしたら?
もちろん、『永遠』の手を取る。

自販機に飲み物を買いに来た夜勤の看護師さんは
「あら、ずっと起きてますね。まあ、そんな夜もありますよ。」そう言って優しく微笑んでくださった。

ずっと…?
ぎょっとして背後の掛け時計に目をやると、
針たちは5:30を示していた。あと30分で点灯だ。
なんだかこれから始まる時間たちはあんまりな気がする。
とにかく、純潔のようなまっしろくてサラサラとしたリネンに包まって純粋な朝日だけを感じて思考することをやめよう。

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