4/19 アイドルが躁鬱拗らせて閉鎖病棟に入院してみた

6:30、剥き出しのままではどこにも公開する予定のない文章を書き留めていた
たぶんこれはいつか歌詞になるな。
2ページを猛る想いで埋め尽くして8:00の朝食を待った
4:30頃おなかが空いている感覚があったから、どうだろう、食べられるかな

味噌汁は頑張ったんだけどあとはだめだった
なんでなの?眠れなかったから?
なんか心の傷が化膿しているような気持ち悪さがある
こういう時は眠って逃げるに限る

掛け布団をかぶって気をつけして寝れないんだよな
ベビーベッドを卒業してからというもの
眠る時は抱き枕を強く握り全てを委ねる癖が抜けない
抱き枕がない時は身体を縦に割り、
半分を掛け布団の内側へ 半分を掛け布団の外側へ 両脚で挟んで抱きしめるようにして眠る
何か鮮明な悪夢を見た
もう思い出せないけど、とても鮮烈で、みぞおちが気持ち悪くなって、うぅ…と呻く自分の声で目が覚めた 9:22だった

今更おなかが空いてくらくらする
今日は入浴の日だけどこのまま入ると嫌な予感がする
喫煙所への動線に食べ物も買える自販機がある
10:00になったら喫煙所に連れて行ってもらえるので
たばこを吸った後自販機でお気に入りのメロンパンを買って食べてから入浴するか考える

椿屋四重奏を聴きながら午前の一本をじっくり味わう
中田裕二さんの声はなぜこんなに哀しく叫んでいるような切なさがあるんだろう

その後無事にメロンパンを食べて導いた結論↓

ハィ。いいんです。何故なら明日も入浴日だから。
なんなら風呂スキップシート持ってるしとりあえず今晩それ使おっと。
かつてのバイト先のぼんやりとした社訓
「明日やれることは明日やる」
を未だに引きずっている

昼食
入院初日、栄養士さんに嫌いな食べ物を聞かれた時、唯一思い浮かんだかぼちゃの煮付けがとうとう御成になった
完全に敗北した。かぼちゃの煮付けに関わる皆さんごめんなさい。
あとはなるべく頑張って食べた…!

昨日の日記(A4サイズびっしり4枚分)を解読しながらnoteに写す作業に没頭していた
明確な目的を持ってやっているとはいえ、
何がわたしをそんなに駆り立てるのだろう?
そういえばティーンの頃は思考から産まれる言葉を書き留めるのにペンじゃ間に合わなかったけど
今ではそんなことなくなった
思考とペンが二人三脚を成し得ている

主治医がおよそ2週間後心理検査・知能検査・診察を加味した結果の診断が出る
それを踏まえた上で家族・主治医・わたしで
わたしの今後や互いの関係性の保ち方について話す機会を設けるらしい
親のことを考えると色んな感情が綯い交ぜになって動悸がする

数字だけでは全貌はわからないが知能検査の数値が出たそうなので資料をもらった
総合的な知能指数は平均より若干低い
一番高い項目の数値から一番低い項目の数値を引いた数が20以上だった場合、何らかの引っかかりのある可能性が高いとのことで
見事『27』を記録しました!知ってた!イェーイ!
でも平均だと処理速度力が低い人が検査に引っかかる可能性が高い中、わたしはそんなに悪いわけではないし
言語理解力『100』ワーキングメモリー『97』を叩き出してるあたりがかなり珍しいとのこと
型にはまらないおもしれー脳みそ…
第三者視点から自分を見た時を具現化されるのが大好きだから
結果が出るのが少し怖くもあるけどそれ以上に楽しみ…

喫煙可能時間滑り込みのたばこ
いつも人で溢れる喫煙所にわたしひとりだけ
春の夕暮れの風は少し乱暴だけどそれが気持ちいい
aespa「Lucid Dream」を再生する
初めて聴いた時から憂いを帯びた愛情と耽美を痛い程感じて好んでる
以前人に作ってもらった大事なプレイリストの1曲目
今日のわたしはだめだ ひどく感傷的になってしまう
でもこういう痛みはいつも学びをくれるから
真っ向勝負を挑んで、傷をつけまくって、何かを産み出している

この今にも泣き出しそうな気持ちのまま、主治医と話すことが必要と感じ
お手隙であれば時間をくださいと打診したところ奥まったところにある部屋に通された

自分の心情や薬に対する疑問、希望を率直にぶつけた

まず薬が多すぎることの詳細
依存性が強いベンゾジアゼピン系の抗不安薬が3種類もあり
ひどいものは1日6錠の用量で処方されている
加えて睡眠薬もベンゾジアゼピン系である
主治医はこれらを減らしていきたいが
突然の断薬は重篤な離脱症状を起こす為
1種類ずつ、それも1錠ずつと段階を踏んでしか減らせない
とても時間がかかる作業
それでも体調不良や陰性感情に苛まれる確率は高い
薬の整頓が終わるまで退院どころか任意入院に切り替えることもできない
実はこの入院生活はかなり過酷なものになると告げられた
これらの薬に対して精神依存がないのは不幸中の幸いだった

主治医は初期の段階から既に気づいていたが黙っていたことがあると
とある精神障害の可能性が高いらしい
実はわたしもその性質を中学3年生辺りから薄らと認識していた
しかし素人診断を医師に振りかざすほど無礼なことはないので自分から口にすることはなかった
詳細は心理検査の結果から判るらしい
ずっと見つからなかった大事な失くしものが見つかったような瞬間だった

そして親との付き合い方、関係についてどうすべきかじっくり向き合い考える必要があると
これは、かなり、エグい‼️‼️‼️
今までその場凌ぎの対処だったり逃げたりしてきたのでこの課題が一番きついかもしれない
けど、これを乗り越えた先の世界が見てみたいとも思った

情報過多すぎて放心状態で夕食を食べた

夜はMaison book girlを聴き、感情の深淵に沈んで静かに過ごした

眠る前、心に砂嵐が走っているような不安感が五月蝿く抗不安薬を睡眠薬と共に飲んだけど
耐性がついてしまっているみたいであまり効果を感じられなくなっていた

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