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7年

久しぶりのnote

年明けからあれよあれよという間に
時間が過ぎて、
2月から約7年過ごした東京から
一旦地元の愛知へ引っ越し
車校やら、何やらでこれまたあっという間に
丸々1ヶ月が経った。

3月も一週目が過ぎた
つい先日、兄弟の1番末っ子が
中学校の卒業式を迎えた。

10歳年下の末っ子。
私が上京した18歳の頃、弟は8歳。
小さな小学生だった。
学生の頃は年末年始等、帰省のタイミングもありちょこちょこ会ってはいたものの
社会人になってからは
職業柄、年末年始などの一般的な帰省のタイミングは見事に繁忙期にあたり
東京で過ごすことが増えた私。

たまに帰ると、
背が伸びていたり、声変わりしていたり。
毎回弟の成長を感じてはいたものの
私の中では時が止まっていたようで

“中学卒業”

と聞いて、ハッとした部分があった。

あんなに小さくて
ちょこちょこ歩き回ってた弟が、
帰るたびに、”おかえり!”と誰よりも嬉しそうに出迎えてくれてた弟が
もうそんな歳になった。
何だか感慨深いものがあって、
なぜか涙が出そうになったし、
言葉では何とも言い表せない不思議な気持ちになった。

実家に戻ってきた当初(先月)
思春期もあってか、末っ子からは若干の人見知りと避けられている感じがあり、
私が地元にいなかった7年間はとても大きなものだったと感じた。

当たり前ではあるけれど
自分がそうであったように、
彼の中でこの7年は色んな変化があったのだろうな、とも思えた。

実家に戻ってきて
1ヶ月経ち、慣れてきたのか、
ようやくよく喋ってくれるようになった末っ子。
気がついたら4人兄弟の中でも
1番身長が高くなっていて、みんなで背比べすると何だか誇らしげなところが可愛いなと思う。
生まれた時から見てきた
歳の離れた末っ子の成長は
こんなにも温かい気持ちになるらしい。
新しい発見をした気がする。

私以外にも母は勿論、
祖父母、姉、弟もきっと同じような気持ちではないかと思う。

そして、末っ子の成長を1番に楽しみにしていたのは
きっと父であったと私は思う。

昨年の夏に空へと旅立った父。

仕事人間だった父。
私と姉の時は特に、朝早く出ていき、夜遅くに帰ってくる。
顔を合わせるタイミングなんてなかった
お陰で、小さい頃の日常に父がいた記憶は僅かしかない。笑

私たち上の兄弟にはできなかったことを、と
末っ子へ注ぐ愛情や時間は羨ましくなるほどだった。
末っ子の高校の学費を貯めるんだと張り切って私に伝えてきたのを、今でも鮮明に覚えている。
きっと、末っ子の高校合格も、中学卒業も空から喜んでいる。

これからもきっと、空からいつものように心配そうに、温かく見守ってくれているだろう。


義務教育から次のステップへ
きっとこれからも色んなことがあって
楽しいことや幸せなこと
葛藤や、辛いことも沢山あるだろう

周りから沢山の愛情と支えを受けながら
過ごしていくであろうそんな日々の中で、
少しの支えのひとつとなれたら良いなと思う

そんな姉の独り言と思い出話でした。

卒業おめでとう。
陰ながらこれからも応援しています。

そして、改めて
彼がこれから頑張っていくのに
負けないように私も頑張らねばと思った。

今回の写真である
末っ子の卒業祝いに作ったショートケーキ。

末っ子含め家族からも好評で
とても良かった。
ホールケーキをうまく作れるようになるのが
今年の小さな目標の一つとなりそう。

これからの目標を見失いがちだったけど、
何となく原点にかえって
小さくとも目標ができた。

小さな目標と
大きなきっかけをくれた弟と
弟の成長に感謝。

頑張ろう。