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〜独身偽装者との恋愛〜私の復讐実録。#②弁護士相談

慰謝料請求の決意。

それを決めた時も、最初は迷いがありました。
なぜなら、ついさっきまでは交際2年の彼氏だったはずの人なんです。そんな大好きだった相手に、自分の一番の味方だと思っていた相手に、慰謝料を請求するという決断をすることが当時どれだけ辛かったか、今思い返すだけでも正直息苦しさを感じてしまいます。

しかしなにより、慰謝料請求をするには十分すぎる証拠が私にはありました。本人照合が可能な携帯電話番号、見つけた彼の名前のInstagramはもちろん、出会ってから今に至るまでのLINE、写真。肉体関係を持ったことが分かる内容や、既婚者ではないという相手の発言もしっかりと残っていました。

貞操権侵害として慰謝料請求が可能かどうか、慰謝料相場、どういう証拠が必要かなどは下記のサイトをご参照ください。

大好きだからこそ、慰謝料請求をすることで傷付けたくないし嫌われたくない。別れても私のことは忘れて欲しくないし綺麗に別れてせめて彼の心の中の私はずっと好きの記憶のままでいさせて欲しい。
できればこれ以上自分も傷付くことはせずにこのままそっと別れたい。
何もせず逃げ出したい私
もし私がこれを黙っていれば、彼との関係を終わらせずに済むんじゃないか。まだ一緒にいられるかもしれない。彼がそのつもりなら私も知らないふりをして関係を続け、他に新しい彼氏を見つけたらいい。別れるのはそれからでもいいんじゃないか。
彼と別れたくない私
絶対に許さない。私の無駄にした時間はもう返ってこない。これまでの私の気持ちと時間を返して欲しい。ここでただ別れても彼は何の損失もない。同じようにまたはそれ以上に不幸になってもらわないと気が済まない。絶対に絶対に許さない。
彼を許さない私

こうしたたくさんの葛藤を乗り越えて、ここで私は自分自身を守るために、自分の中の良心にだけ背中を押され、彼に対して慰謝料請求をしようと動き出しました。それが既婚発覚の翌日です。(我ながらスピード感すごい)

仕事も結局半日休んだだけで、気持ちを紛らわせるために毎日休まずいつも通り出勤していました。一人の時間が増えれば増えるほど、考えてはいけないようなことばかりを考えてしまう自分が怖かったからです。
会社に行くといつもと変わらない同僚に囲まれ、時には世間話もしながらいつも通りに仕事をすることが、その時の私に安心感と落ち着きを与えてくれていました。


まずは弁護士へ相談。

弁護士を探すためにまずは法テラス、弁護士ドットコム、ココナラの法律相談など様々な入り口が存在することが分かりました。
その中で私は一番分かりやすいと感じた弁護士ドットコムを使って、弁護士を探しました。
都道府県別・相談種別・過去の事例や特徴などで弁護士を検索できたため、その中で男女問題に強そうな大阪市内の事務所10件ほど無料相談のメール問い合わせをしました。有料相談の弁護士はあえて選びませんでした。

そのうち6件の事務所からお返事をいただき、実際には4件の無料相談へ伺いました。
それ以外は専門外だと返信または無返信、こういう案件だととれても50万くらいだと冷たい対応をされた所もありました。


まずは1件目。
こちらの事務所は男女問題や貞操権侵害にも力を入れているようで、話を聞くと「そんなクズ野郎には示談でさっと終わらせましょう」という意向の男性弁護士でした。

請求可能額は120〜150万程度。
証拠を集めてから自分自身か弁護士が相手方にTEL。
家族には絶対バレたくない気持ちが相手方にあればすぐ終わる。
過去例でいうと最短6時間。その場合費用は実費の1万円程度のみ。
もし住所が嘘で、電話番号から検索するなら5500円別途発生。
相手に逆上され弁護士をつけられると裁判になる。
追加料金、時間もかかる。ただあなたの元には証拠が揃っているので
負けることはない。最後に証拠集めのために会うのは問題ない。

2件目。
個人事務所の男性弁護士でした。懇切丁寧に話を聞いてくださり、私の事情も勘案して通常の弁護士費用よりもお安く提案していただきました。

200万でも300万でも請求額は自由。
相手は恐らく嫁バレを一番恐れていると思うので、
示談で取れる可能性は高い。
示談でも5万(着手金?)+実費の1万円程度+成功報酬11%程度
そこから先に進むとさらに弁護士費用がかかる。
だとしても手元に残る慰謝料は必ずある。
勝てる見込みはあるからマイナスになることはない。

3件目。
唯一の若手女性弁護士でした。カウンセラーとしての役割も担い依頼者に寄り添って案件をすすめていくタイプの方でした。

本人が既婚を認めたとしてもまずは住民票や戸籍から
既婚者としての証拠を取る必要がある。そこから内容証明を自宅に発送。
突然相手方に電話をかけるというやり方はしない。
きちんとした証拠をもとに順序を踏んで慰謝料請求。
まだ別れていない、彼は気付いていないという事実から、内容は以下で。
「既婚者であることが判明した為、この通知書をもって交際終了します」
弁護士費用は一般的な金額。交渉→裁判に進んだとしても
追加料金は発生せず最初から訴訟込みの金額。

4件目。
見た目は茶髪の40代半ば?くらいのフランクな男性弁護士。この人大丈夫かよ…と思ったけど、ここで更なる彼の証拠を頂くことになりました。

本人が既婚者だと認めた時点で請求は可能。
嫁バレさせないことを武器に慰謝料請求をするのがいい。
嫁バレすると慰謝料を払わない裁判しろという例が多い。

4件目の弁護士への無料相談の中で、彼が父親の会社の取締役だと話した私に「彼の会社名わかりますか?」と聞く弁護士。答えると少し待つようにと私に言い残し、部屋から出て行きました。
戻ってくると手には印刷された彼の会社の登記簿謄本。確かに取締役と登録されている彼の名前と住所が記されていたのです。しかし、私が以前聞いていたはずの住所とは違う住所でした。
つまり彼は私に嘘の住所を伝えていた事が明らかになったのです。

その場でショックを受ける私に
この弁護士はこう言いました。

この登記簿謄本はこのまま差し上げます。
これをどのように武器にするかはあなた次第。
もちろん彼に直接あなた自身で慰謝料を請求してみるのもひとつだし、正しい住所も判明したので弁護士に依頼をしてもいいかと思います。
ただ、お話しを聞いているともしかするとあなた自身が直接彼にお話しした方が、彼に話は通りやすいかもしれないなと思いました。一度話してみてダメだなとか辛いなと思った段階で弁護士に依頼してみるのはどうですか?

2週間で仕事終わりに
4件の無料相談を回りました。

私は弁護士を通さずに自分一人で彼と交渉する選択肢は最初からありませんでした。彼と話したところで絶対に払う訳はないし、今まで通りきっとうまく言いくるめようとして逃げられるかまたは先に弁護士をつけられてしまう可能性があると思ったからです。そうなると私に対する彼のそういった行動そのもので私自身また傷付いてしまうのが怖いと思いました。

考えに考え悩みましたが、アドバイスをもとに弁護士費用で選ぶのではなく、弁護士の人柄と自分との相性で決めることを大切にし、結果として私は3件目に無料相談をした女性弁護士に依頼することに決めました。


さらなる証拠を得るために

一方でその間、彼のInstagramを見つけてからも私からはその事に関して彼に何も言っていなかったため、交際中の彼からはいつも通り連絡が来ていました。
そしてこれから彼に慰謝料請求をするにあたり、私にはひとつ不安に思う点がありました。
それは、

彼が私と「結婚前提交際をしている」と
分かる明確な証拠がない。

ということです。

「会いたい」や「好き」や「既婚者ではない」というLINEでの証拠は十分にありました。
貞操権侵害として慰謝料請求をするために結婚前提交際が必ず必要という訳ではありませんが、もし今後示談が長引いて訴訟になった場合、裁判官によりけりですが彼に結婚を仄めかす発言がなかったことは減額対象になる恐れがありました。

無駄にされた時間はもう戻ってくる事がないので、少しでも多く彼から慰謝料を搾り取らないと私の気が済まない。
納得のいく結果につながるように、彼がまだ気付いていない今だからこそ、自分でできるところまでは何としてでも絶対に証拠を集めてやる。

1件目の弁護士に「証拠集めの為に会う事は問題ない」とアドバイスを頂いた私は、何も知らずに「次はいつ会える?」とLINEを送ってくる彼に対して、彼と最後に会う日程を取り決める返信を送る決意をしました。

既婚発覚後の彼との一連のやり取りに関しては、
後日のnoteにて詳しくまとめようと思います。
(怖いです、震えます、本当にあった怖い話)

noteの内容は個人的な備忘録に加えて、
皆さまへの注意喚起が目的のものです。
記事の悪質な拡散・無断転載は禁止いたします。

依頼した弁護士・
弁護士選びのポイント

全てが終わったら今だからこそ思う、
弁護士選びで大切にすべきだったポイントと
私が実際に無料相談に伺った弁護士と事務所、
契約を決めた弁護士名を全て記載します。
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