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私の常識はあなたの非常識。かも。

ほぼ10年前からフラを踊っている。

ハワイが好きでフラが好きで、という気持ちからフラを習った人の場合は最初からフラにまつわるファッションや考え方を好意的に受け取っているはずだ。しかしわたしの場合、フラを始めた動機は、「そろそろ運動不足で何かしたい」というものだった。

以前は15年近くフラメンコを踊っていたのだが、その後愛犬とのドッグアジリティーに夢中になっていたので数年ブランクがあった。愛犬もだんだん年をとってきて、現役で競技会にでなくなったので、また何かダンス系がしたいな、と思っていたところに、たまたま以前のフラメンコの時の先生にばったり会い、彼女が数年前からフラダンスに転向し、そろそろ生徒さんをとろうかなと思う、という話を聞いた。
じゃあ、教え始めるときは連絡してね、と伝え、それから数か月後。わたしが生徒一人、という状況でまず一か月ほど週一でレッスン。その後昔のフラメンコ仲間を数人ひきずりこみ、それからだんだん生徒さんが増えていき、今にいたる、という教室の経緯。

最初のうちはなんとな~くフラの雰囲気に抵抗があった。わたしのちょっとカリカリした性格が、ゆったりした愛に満ちているフラを少々斜に構えてみていた感がある。

まあ、今思えばフラメンコを始めたてのころも、あの水玉柄がなんともあか抜けない感じで抵抗があったのだが、その後大好きになった。今も好き。

というわけで、フラに関しては今は受け入れている。まあ、いまだに愛に満ち溢れる態度とスマイルは少々苦手なのではあるが。

わたしがしているフラはタヒチアンではないのでココナツブラのようなスタイルではないが、肩回りや腕まわりは普段のスタイルよりは衣装の場合は露出が多いこともある。衣装に関してはそんなに抵抗がないが、ベアトップなどは普段着ではまず着ないし、踊っているとズレてきそうで不安なことも。

しかし、実際に舞台などで他の団体が踊っているのを見ると、肩回りなどはすっきり出したシンプルな衣装はとても美しい。体型とか年齢とかそんなのはどうでもよい。全身の衣装と露出の配分を考えた時、肩がまるっとでるとすっきり見える。そこを変に隠すと、そもそもロングドレスでメリハリがない場合、もっさり見えたりすることも。

先日、同じフラ教室の女性が、沖縄に行った際、自分のお友達にフラドレスを着せて写真を撮影したのよ~と言って見せてくれた。「あ、これいいんじゃない?」とわたしが言うと、「でもこれ、肩が出るからはずかしいって。だから羽織るものを着たら安心できるって、結局これを着て写真撮影。」と別の写真をみせてくれたが、「いや~、ぜったい、肩だしたほうが、きれいって!!!」と私。

その時、横で見ていたフラの先生の賢者の一言。
「わたしたちの感覚のほうがね、もう、おかしくなってるのよ。」

露出に関してはそうなのかも・・・

そう。わたしの常識はあなたの非常識なのかもしれない。
改めて反省した。


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