梨泰院クラスを見終わる日。

今日、梨泰院クラスを見終わる。

一気に観たい気持ちを抑えて、寝る前に1話ずつ、丁寧に観た。
長い長い復讐劇だった。最初はセロイに怒りすら覚えたがだんだんと応援したくなり、出てくる仲間たちも最初はみんな憎たらしいのにだんだんと愛おしくなってきて、もう、私は韓国人になりたい。そんな気持ちである。
そもそも韓国ドラマというものをはじめて観た。韓流ブームに全く乗っかれておらず、映画もパラサイトが近々にみた韓国映画だ。韓国映画は重たいとか、兄妹もの、復讐もの、金持ちと貧乏人、なんとなくそういうイメージだけ存在していた。

梨泰院クラスを見始めて、韓国の人のスタイルの良さに驚く。男性陣はほとんど180cmは超えているだろうし、女性陣も170cmが平均値。なのに、男は肩幅ガッチリのソフトマッチョで、女はめちゃめちゃに細い。そして洒落ている。何事なんだよ。

超絶美人のスアと、付かず離れずのもったいぶった恋愛ごっこ、早くくっついて欲しいなぁ、2人がくっつかなかったら詐欺だなあ。と思いながら13話、14話になると、イソが可愛くて仕方なくなってくる。それまではイソがいくら頑張っても、いや、スアだろスアと思っていたのに…。スアとくっついて欲しい…けど…と、気持ちが観ている視聴者側も揺らいでくるのだ。セロイとリンクして。そして、15話、スアにイソが好きなことを伝えるセロイ。

「バカね。あんた以外みんな知ってたわ。」
ぐおおおぉぉぉぉ。できる女あああぁぁぁ。

「でも…行かないで…」
と最後の足掻き…。でも背を向けるセロイ。せつねえ、せつねえよ。それにしたって報われなさすぎるよスア。

韓国ドラマがそうなのか、梨泰院クラスがそうなのか、このドラマやたら過去回想のシーンが出てくる。なので、気持ちが途切れず、過去の哀しみ、怒り、ふつふつと湧き上がる復讐心を常に喚起してくれる。と、ともに恋心もちゃんと思い返してくれる。グンスがイソとの思い出を振り返ってるシーンはグッときたな…。そして回想の度、セロイはいかにイソに支えられていたか気が付く。セロイを幸せにすると誓ったイソの信念。ブレることなく描き切っていた。

悪をとことん悪として描くのも素晴らしい。会長、ほんとに悪の権化。そしてその息子、グンウォン、悪魔。
嫌われても嫌われてもスアのこと好きなのはちょっとかわいいけどね。

最終回を観終えるのが少し怖くて、最終回を観る前に少しメモをしている。細かいことを気にせず、でかいスケールで動いていく物語。キャラクターがとにかく魅力的だったな。恋することすらも喜びだけじゃなくて、ムカついちゃったり、イラついちゃったり、ヒョニも含めた表情豊かな女性陣。みんな好きになってしまった。

最終回観るの今からドキドキしている。
5月の終わりの夜。

2020.5.31


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追記。

観終えた。

急にバカップルだが、いい!許す!甘い!

スアへの救済措置が雑!でも幸せになってくれ!

ここまできてハッピーエンドじゃなかったら、、とハラハラもしたけど、甘すぎるエンドだけど、今までの苦い分よろしく頼むよ。ハングル勉強します。

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