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シニア期を助けるそれまでの経験

あと4ヶ月で14歳になる抹茶さん。

今後の変化に対応してもらうための準備をしながらも、出来るだけこれまでと同じように生活してもらっています。

シニアだからとお散歩量を減らすのは、筋力低下まっしぐら!なので、量だけでなく質も考えたお散歩を頑張っています。

そんな抹茶と最近、久しぶりにイオンペットに買い物に行きました。

ツルツル床でもヘッチャラ!

ペットショップ内の床は犬が滑りにくい素材なのですが、それ以外の犬を同伴できるエリアの床はツルツル!

ショッピングモールなどでよくある感じの床です。

抹茶はそこを普通に歩けますが、初めてそこを歩くときに苦労するわんこさんは意外と多いのです。

先日の社会化遠足でここに連れてきたわんこさんは怖々歩いていました。

社会化遠足の動画↓(0:51-0:55)ツルツル床で怖々歩くトイプーさん

そのあとということで、抹茶が平気で歩けることに改めて気付いたのです。

もし、「ここを歩くのなんて無理なんですけど!」というわんこさんでも、何度か練習すれば普通に歩けるようになります。

どの子も練習中は一歩一歩慎重ですが、そのうち足の運び方や重心など、様々な機能を自動的に調整できるようになっていきます。

はじめのうちは頭を使ってかなり集中していますが、そのうち考えなくてもスタスタ歩けるようになる感じです。

私たちに置き換えると、初めは全然乗れない自転車の練習を積み重ねることで最後には簡単に運転できるようになることに似ているように思います。

今では後脚の運びに少々衰えを感じる抹茶ですが、ここを歩く時はその自動調節が働いているのか動じることなく歩いてくれました。

使わない機能は衰える

シニア犬にツルツルの地面を歩かせるのは、優しくないように思われる人もいらっしゃるとは思うのですが、あえて若い時と同じことをしてもらっています。

というのも、使わない筋力は衰えてしまうのと同じように、使わない機能や能力も衰えてしまいます。

ヘッチャラに見えますがツルツル床を歩くのはそれなりのスキルが必要なはずです。

筋力だけでなくバランス感覚や他のいろんな機能を総動員して身体は動いてくれます。

それらを衰えさせないためにも、抹茶には今までやってきたことを出来るだけ同じようにやってもらうようにしています。

ただ、もし、今後抹茶の足が滑るようなら無理せずそこを歩かせることは中止にします。シニア犬に身体を痛めるようなことはしてもらいたくないですからね。

若い頃からの経験はシニア犬の財産

彼女が若い時にツルツル床を歩く練習をしてもらったかどうかは、今ではすっかり忘れてしまいましたが、若い頃からいろんな地面で歩く経験ができるようにといろんなところに連れて行ってはいました。

経験してきたことを総動員してその時々の対応ができるようになるのは、地面に限ったことではありません。若い頃からの様々な経験はそのすぐあとも助けてくれますが、将来にかけての財産になります。

シニアになってから初めて、あれもさせないとこれもさせないとというのは、負担が大きすぎるかもしれません。

若い頃からいろんな経験をしてもらっておくとシニアになった時はすでに身につけたスキルが連携していろいろな面で助けてくれるはずです。

ドッグトレーナーという職業柄、愛犬にも若い頃からいろいろしてもらってきましたが、今になってそれらにも助けられているなと感じることがちょこちょこあり、やってきてよかったなと思っています。

最後までお読みくださりありがとうございました。

たばたまき



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