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食べ物の命から知ったみんなの命の尊さを地元の人と分かち合いたい

今回は、
私がどうして地元の松戸で
ニワトリの解体ワークショップ
やろうと思ったのか

そのきっかけになった
2ヶ月参加した宮崎県でのプログラム
感じたことを書いていきます。


二ヶ月の活動報告会で使用したパワポ
(省略部分アリ)に沿って書いていくので、
気になったページのところだけ
サラッと読んでください!

では、
まずは自己紹介から・・・

さとのば大学2


現在大学4年生です。

就職先は決まっていませんが、
それに対しての不安はほぼない
です。

むしろ
何が起こるか
わからない未来に対して
ワクワクしています。


大学生になってからは、
自分の関心のあった紛争や難民、
児童売買に関するNPOの報告会や
勉強会に参加
して、

自分は誰の役に立ちたいのか
模索していました。

紛争という観点から
中東・アフリカに興味を持っていたため、
各地域に関する学生団体の活動を見学して、
最終的にアフリカに年に一回研修に行く
アフリカ研究サークルに入りました。

2年生の最後にタンザニアに2週間滞在して、
日本の中古車をタンザニアに輸出する
日本企業の社長の言葉
から

ビジネスという観点からでも
人の役に立つことはできるんだ
と感じ、
帰国後すぐに
自分の力でお金を回せるようになろう
起業塾に入りました。

起業塾で、
学びながら実践して収益を出したものの、

自分がやっていることが
自分がつくりたい世界観には
繋がっていないこと


その起業塾では、
見栄やお金ばかり見ている人が多いことに
違和感を感じて1年で辞めました。

その後、
大学4年の3月になり行きたい企業もあったし、
就職活動しようと動き出したものの、
自分が何をしたいか考えれば考えるほど
わからなくなりました。


生きていること
への罪悪感

さとのば大学3


そして、
今まで生きてきた中で私の中には
こんなモヤモヤした感情がありました。

小学3年生の時に、
「おじいちゃんおばあちゃんに
戦争のことを聞いてみよう」
という授業があり、
山形にいるじいちゃんに手紙で
戦争のことを聞きました。

毎年のように会っていたじいちゃんは、
一度も戦争のことを
口にしたことがありませんでした。

「残念だ」と丸で囲んであった部分は
ずっと頭の中に残っています。

その手紙を読んで、
今も戦争が起こっている国があると
思いを馳せました。

戦争が起こっている国では帰ってきたら、
家が破壊され、家族みんな亡くなっていた
という状況がある。

それなのに私は、
家族も友だちもいて
学校にも行けていて
のうのうと生きている。

生きている環境の
ギャップを自分の中で
どう処理すればいいのか
わからなかったです。


目黒の女の子の虐待の記事も
読むたびに
しんどくなって泣いていました。

どうして私じゃなくて
この子死んだのだろう
と思い、
苦しかったです。


母が拾ってきた
片耳が無い皮膚がんのネコが
私の腕の中で痙攣して
苦しんでいる姿を見て、

命はこんなにもかんたんに
消えていくのか

思い知らされました。

ほかにもいろんなことがあったけど、
こんなことがある中で、


「どうして生きてるんだろう」
と思ったし、
生きてること自体に罪悪感
感じていました。

「働く」以前に、
「生きていかなければ」
と思った。


さとのば大学5


就職活動で自分のことを考えたり、
いろんな企業の説明会に行って、


私がやりたいこと
一つ一つの企業が存在する意味
ますますわからなくなった。

だからこそ、
原点にもどって
生きることに向き合わなければ
と思いました。

漠然とそんなふうに考えている時に
参加したカレーの会で
「さとのば大学」という地方に住んで、
自分がやりたいことを形にしてみる
的な
プログラムを知りました。


もっと詳しく知りたい方コチラ↓↓

もともと
都会から離れて地方に住むこと
興味があったし、

就活で行き詰っている状況を
打開したかった
から
参加するしかない!と。

その時は、
自分は表面的にしか
生きられていない
という感覚もあって。

自分が口にするモノ着るものも、
どこの誰がつくったものかわからない。

私は何のおかげで、
誰によって生かされているのか
全くわからない。

でも、
なぜかわからないけど
生きることができている。

その「わからなさ」
こわかった。

自分の人生に
責任を持ちたいと
思った。

そして、
自分が口にするモノの命を
思いやること

自分の命を思いやること
繋がるのではないかと思って、

農業が盛んな宮崎県
行くことになりました。


さとのば大学4



宮崎では
農家さんがくれたピーマンは、
生で食べれる
し、

炒めたらシャキシャキしていて
感動した。

「ぷりぷりしてておいしいんだよ」
と言って連れて行ってもらった
チェーン店のとんかつだって、
本当にぷりぷりしていて衝撃だった。

食事って毎日するものだから、
食に関してのこだわりなんて
なかった私だけど、
初めて食に関心を持ちました。

その後
いろんな人と私の考えを
深掘っていった結果、

私が根本的に関心があるのは、
やっぱり生きること・死ぬこと

ということに気付いて、

生死についての紙を使ったワークや対話を行う
死生学カフェを行いました。

※写真はその時の様子



牛乳って
牛の乳だった

さとのば大学6


私は、
食べ物に関する動物の命に興味があったから
牧場にお手伝いをさせてもらいました。

ふだん、
お金を払えば簡単に買える牛乳は、
休みなく働いている酪農農家の人の苦労や
牛のおかげで手に入ること。

大手メーカーの牛乳は、
どこの誰が育てた牛の乳なのかすら
わからない
状況に気付いて、

そんなことすら知らずに
牛乳を飲んでいた自分を知って
ショック
だった。




私は22年間で
何を学んできたんだろう

思ったし、

それを
教えてくれなかった大人
にも怒りを感じました。


教えたつもりかもしれないけど、
口だけじゃ伝わらない。

もっと自分事として、
実感する機会
が小さいころに
あればよかったのにと思いました。


※写真は、夜市での
牛乳の試飲・販売の様子

牛乳を渡した小学生の女の子が
嬉しそうに「ありがとう」と
言ってくれた
笑顔が印象的でした。





ですが、
最後の最後で
ある事件が明らかになりました。笑

それが・・・


そう。
「ニワトリふわふわ事件」

さとのば大学9


報告会準備のために
宮崎での二ヶ月の生活を振り返った時に、
私が二ヶ月で一番印象に残ったことなんだろ~と
考えていた時に出てきたのが

ニワトリのおしりの手触り感


でした。

でも、
企業の人も聞きにくる報告会で
こんなふざけたこと言えない

と思いました。


そんな時に、
一緒に発表準備を手伝ってくれていた方が
「それだよ!それ!!!」と言ってきたんです。

「そうか。これでもいいのか。」
と思った私はこのことを素直に話しました。


まさか二ヶ月間で
一番印象に残ったこと
が、

ニワトリのおしりのふわふわした感触
ということになるなんて
想像していなかったです...



私が今まで考えていた「ニワトリ」は、
ほぼイコール「鶏のから揚げ」でした。

から揚げ

つまり、
味覚的に『おいしい』ものです。

私の脳内での「ニワトリ」は、
「チキン」でしかありませんでした。

それが、
ふわふわしていて、
自分の愛猫と同じ手触り感
だったのです。

ニワトリとネコ

これは、
私の中で結ばれることがなかった
「ふわふわ(=かわいい)」
「おいしい」が結びついてしまった
ということです!!

そりゃ頭は混乱するし、
衝撃を受けるでしょう。

だって、
いままで信じていた世界が
揺るがされた
んだもの。

「かわいい」と「おいしい」は、
結びつくもの。

私は、かわいい命を食べている。

そんなことに気付きました。






五感で感じないと
人間は理解できない

さとのば大学11


そんな二ヶ月間で
一番印象に残ったことが、
ニワトリのおしりの感触だった
ということから

私は、
こんな教訓を得ました。


自分が五感で経験したことから
言葉を発したり、

五感で経験したことから
さらなる行動を起こしていく


ということです。


五感で感じないと
人間は理解できないです。

宮崎で
私が一番記憶に残ったことは、
手触りでした。

その手触りから
命を感じたし、
これまで口にしていたモノを
考えるきっかけ
になりました。

実体験から出る言葉は、
その人にしか紡げない言葉だし、

実体験から生まれるさらなる行動は、
よりその人らしい行動になると思います。


私は誰にでも言えるような
大きな言葉できれいごと言って、
行動を起こさない人間には
なりたくないです。

自分の言葉や行動に
責任を持って生きていきたい。




さとのば大学12

ということで
今私がやりたいことは、
地元である松戸で
鶏の解体ワークショップ
をすることです。

22歳で初めて
ふだん食べていたモノの「生」
感じました。

でも、
もっと早くに感じたかったです。

「自分の命は、
動物の命や多くの人の苦労の上で
成り立っているんだ。」

「自分一人の命ではないんだ」


と気付くことができて、
生きる希望が出てきました。

だから、
近所の人たちにも
その感覚を味わってほしいな

思っています。

実は私も
鶏の解体はしたことがないのですが、
なかなか鶏の解体ワークショップを
近場で見つけられなかった
ので

だったら私が企画して、
鶏をもらうor買ってきて、

解体すればいいんだと思いました。

11月末から12月初めの土日にしようと
考えています!

もし、
興味がある人がいれば
ぜひぜひコメントや
TwitterからDM
ください!

一緒にやりましょ~!
かならず実行に移します。

そのためにも一緒にやりたい!
という人がいてくれると
それだけでうれしいです…

少しでもご興味があれば
言ってください~







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