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私の時間の使い方

こんにちは。
mimiaccのmimiです。

最近私は発送作業が長くなっていることに少し悩んでいたのですが、「梱包する時間も私にとっては大切な時間なんだ」という事に気が付いたので、そのことについてお話ししたいと思います。

長くなる梱包時間

今年の夏くらいから有難いことに製作に追われる生活が続いており、それに伴って梱包時間も長くなってきました。

発送件数が多くなればなるほど一日に費やす梱包時間も長くなってきます。
至極当然のことです。

mimiaccのラッピング内容

私のお客様へお送りしている梱包はこんな感じ。

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こちらがデフォルト。
アクセサリーをブランドロゴ入りの台紙に着けて、透明のOPPという袋に入れています。そしてその上からリボンでラッピング。
最終的に薄葉紙という紙で全体を包んで麻紐を結んでいます。

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薄葉紙という紙が好きで3種類あります。(写真右上の物)
アクセサリーをセッティングする台紙も3種類あります。(写真真ん中の物)
そしてショップカードもシーズンごとに変えて何種類か用意しています。(写真左したの物)
リボンを選ぶのも一つの楽しみでもあります。

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スタメンはこの3色だけど、実は他にも10色くらいあって、シーズンや品物によって変えたりもしています。

薄葉紙にはその時々でハンコを使用して柄を付けています。

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有料のギフトボックスを使用したラッピングもまた違って、それがこちら。

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そしてそして、海外へ発送するときのラッピングはまた少し違っていて、プラケースに入れた上でラッピングしています。

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プラケースの上に薄葉紙、麻ひもでリボン掛けしてプチプチに包んで小型段ボールに入れた上で防水クッション封筒に入れて、ようやく完成。

さらにさらに、今はクリスマス仕様に変えているので、現在の梱包がこちら。

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ギフトラッピングは専用のリボン。そして右側の黄色の用紙に最終的に包んで、クリスマスリースのタグをお付けしています。

大体は同じだけど、微妙にその時によって内容を変えています。

基本時に、梱包に関しては
・過剰にしすぎない
・商品を保護できるようにする
・防水をどこかに入れる
・お客様が受け取った時にゴミが出過ぎないようにする
・お客様にときめいて貰える内容にする

以上の5点に気を付けています。

私は梱包が好き

私は「紙」という素材が好きです。多分それは本を読むことが好きだったことから関係していると思います。
そして私はリボン掛けが好きです。これは販売員をしているとき、プレゼントラッピングを楽しんでやっていたことから関係していると思います。
また、私は段ボールに次々と梱包していく作業が好きです。これはアクセサリーメーカーに勤めていたとき、取引先に品物を発送する作業をしていた経験から来ていると思います。

最終的にご注文内容を確認する作業は「どんな方がご注文してくださったのかな」と、改めてお客様をイメージする時間でもあります。
リボン掛けをしてラッピングする時間は「可愛くして、お嫁に出す気持ち」でもあります。
段ボールに詰めて梱包したものを積み重ねていくときは、「達成感」を味わいます。

だから私は梱包作業が好きなんだと思います。

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いつの間にか長くなっていた梱包時間

先にもお伝えしたように、ご注文件数が重なると、一日のうちに梱包に使用する時間も長くなっていきます。

一日に発送するご注文件数にもよりますが、最近では大体1時間以上かかります。

梱包時間は私にとって楽しい時間ですが、最終的な確認作業の時間でもあり、気が張り詰める時間でもあります。

まだ他にもやりたいことがある中で、製作以外に使用しているこの「梱包」という時間を、どうにかしたいという気持ちが大きくなっていました。

楽しいけどどうにかしたい。
もっと効率化できないか。

私はだんだんと、きっと心のどこかでこの梱包時間を不毛な時間ととらえていたんだと思います。

私にとっての梱包作業

私は少しづつInstagramやtwitterなどで「梱包時間が長くなってしまっていて、どうにかしたい」とぼやくようになりました。

他のハンドメイド作家さんはどんな風に工夫しているんだろう?
でも、私にはもうこれ以上簡略化できるところ、したいところがない。この梱包方法が私にとってのギリギリのライン。
そう感じていました。

そして、つい昨日、とある尊敬する作家さんから、「でもmimiさんは梱包する時間も好きなんですよね」と言葉を掛けていただきました。

そう言われて、「私はなんで梱包する時間が好きなんだろう?」と改めて考えました。

それはさっきも述べたように「その行為が好きだから」という事もあるけど、「お客様と向き合っている時間だからだ」ということに気が付きました。

私にとっては大切な時間

梱包している時間はとても色々な事を考えます。
お客様のご住所を見て「どんなところだろう?」と想像したり、メッセージをやり取りしていればもう一度読み返したりもして、「どんな方なんだろう?」と想像を膨らませます。
アクセサリーをどんな時に身に着けてどんな服を着てどんなところにお出かけするんだろう。そんな想像もします。

これって、お客様と向き合っている時間で、私にとってはものすごく大切な時間なんだという事に気が付きました。

ハンドメイド作家にとって

人によって考え方は違うけど、ハンドメイド作家さんにとって製作時間以外は全て「省きたい時間」でもあると思います。

ハンドメイド作家さんって、作ること以外にやらなきゃいけないことが本当にいっぱいあって、正直作ること以外の時間の方が長いんじゃないかって思うこともあります。

写真やSNSの更新、商品登録、資材の注文、問い合わせのやり取り、そして発送作業。
やることが一杯です。でも、どれも省くことができません。
だからこそ、製作時間以外に使うその時間を、なるべく短くなるように工夫します。

そして発送作業は最後の作業なので、「できるだけ早く!」と思っている人が多いだろうし、私もそのうちの一人です。

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時間の使い方

私は、「私にとって梱包作業はとても大切な時間」なんだということに気が付いて、梱包時間が長いことに後ろめたさや罪悪感を抱かなくなりました。

製作しているときと同じくらい大切な時間です。

そもそも私は個人でやっているハンドメイド作家。
別にどこかの会社に雇われているわけではないんだから、自由な時間の使い方でいいんだ!と思いました。

何に重きを置いて何を大切にするかは、誰かに言われて「そうなんだ。じゃあそうしよう」となるのではなくて、私が自分で決めていいし、私はそうしたい。

もしかすると、いわゆるコンサルタントさんとか、どこぞの偉い人からは「そんな時間の使い方じゃダメだよ。タイムイズマネーだよ」と言われるかもしれないけど、別にそんなの気にしない。

自分の基準で自分の価値観で「何が大切か」をしっかり見極めて、その時間を大切にしよう。その方が私は幸せ。

なんだかいつの間にか「そうあるべき」という気持ちにとらわれていて、「梱包時間をどうにかしなきゃ」と思っていたんだな。という事に気が付きました。

でも今は違います。
自信をもって、梱包時間をこれからも楽しんでいこうと思いました。

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きっとこれって、「梱包」に限ったことじゃないですよね。

人によっては販売に至るまでの「試作の時間」や、「SNSをしている時間」、そもそもの「製作時間が長い」という人もいるかもしれない。
はたから見たら「え?なんでそこにそんなに時間をかけてるの?」と疑問に感じる時間でも、本人が「その時間は大切な時間」と感じていれば、どんなに長くても無駄な時間ではないし、そこに罪悪感を感じることはないんだ。と思います。

それは例えば本を読んだり映画を見たり、友達とお茶をしたり、家族とお出かけしたり。そういったことも全部その人にとっての大切な時間だろうし、私もそうだし、こんな風に「何に時間を使うか」は誰も縛られる必要はないんだなぁと思いました。

それに私は一人でやってるハンドメイド作家。何をどんなふうにして、何にどれだけ時間をかけるかは誰かに指図される筋合いではないし自由でいいんだ。と思いました。

効率的な事や早くこなすことを否定する気持ちは全然ないです。
でも、同時に私も誰かに否定されることでもないし、そして、もし「なんだかやたらと時間がかかるなぁ」と思い悩んでいたり、「なんで私はこんなに時間がかかるんだろう」と落ち込んでいる人がいたら、「気にしなくて全然いいんだよ。楽しんでいいんだよ」って言いたいです。

そして、この記事をたまたま読んだ方が、私と同じようにちょっと気持ちが軽くなったら嬉しいな。と思います。


今回も長くなってしまった…(*‘∀‘)
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