私の妊娠、出産について<①1回目の妊娠>

私の妊娠、出産について。
少しでも忘れたくないために、none投稿します。
また、産声のない出産があることを少しでも多くの人に知ってほしいため
(特に同世代の20代へ、もちろん全世代の方へも)
備忘録となります。


私は、現在29歳で2回妊娠しています。


今までいろんな人とお付き合いをして、正直避妊をほぼしていなかった。
というものの、もともと超生理不順で半年に一回くらいしか生理が来ない。
3か月に一回来ればいい方。
半年経ってこなければ、かかりつけの婦人科へ行って薬で生理をさせているので、放置しているとずっと来ないのでは・・・と思う。
そんな中での医師に言われていたことは、「子宮が小さめだから妊娠しづらいかも」とのこと。

この時点で23歳そこら。遊びに仕事にいっぱいいっぱいだった私は、
帰宅時は少し涙を流しながら母親に伝えたものの
「まぁ今人生楽しいし、多様性の生き方が認められているし、将来好きな人と一緒に楽しく暮らせればいっか」とそういった生き方もある、と開き直っていた。

そんな考えの中、避妊ゼロでも妊娠無し。
やっぱりそうなんだ。まぁいっか。
そう思いながらもいろんな人と関係を持ったりして、早5、6年が経った。


初めての妊娠は、2023年4月。


ハッキリとした症状があるわけではないけれど、
最近体調がなんかおかしいな?そういえばまた生理止まってるな。
というソワソワ感から、妊娠検査薬を購入。
(この時点での最後の生理は2023年1月)
生理が来ない⇒検査薬使用⇒陰性(ほぼ確信)⇒通院で薬をもらう というルーティンだったため、何の戸惑いもなかった。

パートナーとは半同棲状態で、私が彼の1人暮らしに転がり込んでいる状態。知り合ってからの期間は長かったが、付き合い始めてからは日が浅い。
冗談交じりに「妊娠してるかもー」と話してはいたものの、
結局仕事や会食で帰宅が遅い日が続いたため、出勤前の朝トイレの時間帯に使用。

結果は・・ボンヤリ陽性の線が出ているような・・・・。
本当に本当に驚いて、急いで彼を起こした。
朝一なこともあって、理解に時間がかかったけど「私も妊娠できるんだ!」という嬉しさ半分、「まだまだ仕事もしたい、遊び盛りだし、そもそも付き合って日も浅いしお金もない」という戸惑い半分・・。
とにかく、その日の仕事の昼休みに婦人科へ向かった。

そもそもボンヤリ陽性のため、本当に妊娠しているか分からない。
また、上記のことから問診票の出産しますか・迷ってますか の欄に関しては後者に〇。
診察の結果はギリギリ胎嚢確認、妊娠4週目。検査薬は早すぎてうっすら線だった・・。
まず心拍確認もできていないので、とりあえず2~3週間後くらいにまた来てくださいとのことで
そのあたりまでにどうするかも決めておくといいですねとのこと。

彼に即報告したところ、「うれしい!」と言ってくれたが
若干迷いも見られた。それは私が浮かない顔をしていたからだと思う。
嬉しさ半分、戸惑い半分 という気持ちを汲んでいるのだと思う。
とにかく、今すぐ決めることはないから2週間かけて決めていこうということになった。


その2週間、お酒は控えめにしつつも正直飲んでいたし
趣味も妊娠前同様に全力で楽しんでいた。
友人にはごく僅かに伝えていたが、一同肯定も否定もせず、ただ受け入れてくれた。
今思うとそんな中途半端な私を受け入れてくれていて、本当にまわりには恵まれている、感謝しかない
彼とは2週間かけて決めていこうというものの、
「私の好きにしたらいいと思う」という意見だけはもらっていた。
(その時は優しい言い方だと思ったが、今思うと無責任すぎるな・・・・と思う)
私からはぽろぽろ「もし赤ちゃんが産まれたら・・・」とか何度か話してたが、正直ほぼ全く話をしていなかった。
自分たちのことなのに、この話はタブーのようにもなっていた。

妊娠7週目にかかる2023年5月後半頃、今週中には再度婦人科へ行って心拍確認・決断をしなければという中、自分から話を切り出す。
「今回はやめたほうがいいと思う」と伝えた。
自分から言ったものの、ぽろりと泣いてしまった。彼ももちろんそれを受け入れてくれた。
一通り泣いた後、「もしもの話をしたい」と冗談交じりに行ったら
「いや、それはいい」と冷たく断られた。彼的にはもう終わることだから、もしもの話をしたくないようだった。
「だってこのことに関して、何も自分から話してくれなかった。いつも私から話をして・・・・。」と言ったら
迷ってるくせに飲酒してるし、特に身体に気をつけていないし、私はもうまったく出産の方向に考えていないことが分かったから話しをしなかった、自分から話をするのが怖かった とのことだった。

話し合いが出来ていなさ過ぎた。
付き合って日が浅いというものの、意思疎通が出来ていなさすぎる。
自分も大反省し、彼と一緒に大号泣をした。

翌日、ちょっとした出血があった。
妊娠初期によくある症状のようだから、あまり気にしていなかった。

そのまた翌日、仕事中(夕方ごろ)に下腹部の違和感を感じた。
「?」と思ってトイレに向かうと、生理でも見たことのない大出血。
レバー状の塊も見られ、服は汚れてしまっておりデスクに戻ることもできなかった。
そして、キリキリと襲ってくるお腹の痛み。立っていられないくらい痛い。
すぐに仲のいい同僚を呼び出し、荷物を持ってきてもらう。
善意で、あったかい飲み物、カイロ、着替えも貸してくれた。

会議室で少し横になっていた物の、すでに18時くらいだったためもうこのまま帰ろうと思い、
彼にも連絡し、タクシーで迎えに来てもらいそのまま帰宅。
家に帰っても出血が止まらない。大きな血の塊が出たのを最後に、痛みは次第に引いて行った。
不安で仕方なくて検索しまくっていたところ、恐らく流産なのではないかという考えに至った。


「私がやめたほうがいいと言ったから・・。」と号泣してしまった。
自分で決めたことなのに。
彼は「それは関係ない、たまたまだ」と言ってくれたが、
決断した直後だったのでそう思ってならなかった。

翌日婦人科を受信したところ、やはり流産。
子宮の中はすでにキレイになっていたので、手術の必要もなく
子宮収縮薬のみで良いとのことですぐ終わってしまった。

なんだかあっけなかった。

それでも「やめたほうがいいと思う」なんて言ってしまったことに後悔してならなかった。
私はなんてことを言ってしまったのか。
彼と話して、今回は心拍確認までしていないけれど、
一つの命としてしっかり供養して次は絶対に形にしたいという気持ちは一緒だった。

彼とは、この件を機に小さいことでも話せるようにしよう、と決めたわけではないけれど、間違いなく同じ気持ちでいた。
とにかく今を大事にして、彼を大切にしたい。


そして、2回目の妊娠に気づいたのが2023年9月頭。



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