2年かけて機械学習の企業へ転職した話

はじめまして、竹内尚也というものです。
現在、株式会社ACESでアルゴリズムエンジニアをしています。

"機械学習"というバズワードに躍り踊らされ早2年、気が付けば本当に"機械学習"の舞台に上がることができました。

このnoteでは時系列に沿って、

・機械学習分野に興味を持ち転職を始めたきっかけ
・株式会社ACESに出会い入社するためにしたこと
・株式会社ACESに入社してからしていること

を紹介したいと思います。

機械学習の仕事を探している方の参考になり、また株式会社ACESに興味を持っていただければ幸いです。

機械学習分野に興味を持ち転職を始めたきっかけ

初めに私の簡単な経歴と、転職をはじめたきっかけについて概要を説明します。

・大学でカメラ画像から人の動き解析・視線検出を研究する。
・当時は画像処理の仕事が少なく、大きなことがしたいのでデータベースの会社へ入社した。
・OSSのPostgreSQLにハマり、検証・開発など研究意欲が再熱する
・OB会で久々に画像処理の最新技術に触れ、特に機械学習がすごいことをしり、ますます研究意欲が燃える。
・もっと手を動かす仕事をしたくて転職活動を開始する。

上記の経緯で転職活動を始めましたが、なぜか"画像処理"ではなく"機械学習"というワードを中心に仕事を探しました。

その結果、以下のようにズレが発生し、転職活動は上手くいきませんでした。

ずれ

私自身はその原因を自分のスキル不足と思い、社会人向けのデータサイエンススクールに通いつつ、業務委託で機械学習寄りのビックデータシステム開発・運用の業務に関わりました。

その後スクールを卒業し、機械学習への知見を深めました。
この時点で最初に転職活動を開始してから1年は経過しました。

結果、本当に自分がやりたいことは機械学習ではなく画像処理なのでは、とうことを今更ながら理解しました。
なので改めて自分のスキル・やりたいこと・会社の仕事がマッチする仕事を探すことにしました。

株式会社ACESに出会い入社するためにしたこと

再開した転職活動では次のことを軸にしました。

・自分のやりたいことができる
 →カメラ画像による人物解析システムの独自開発
  →つまり画像処理の機械学習系を独自にやっている

・企業マインド/風土があってる

 →"一緒に仕事ができる"という人が多くないと長続きしない

・給与や働きやすさ

 →ノーモアやりがい搾取。

結果的に、再び機械学習の仕事を探すことになりました。
(スクールに高い金を払ったので無駄にならずよかったです)

今度はやりたいことの軸と、選考を受ける企業が一致していたため、以前ほど苦戦はしませんでした。

しかし私のやりたい仕事を募集している会社は、ベンチャー企業が多く上記3つの軸とのズレがないかを調べるのはとても大変でした。
とりあえず話を聞き思っていたのと違い選考を進まない、選考を進めたが途中でズレがあり落選 or 辞退ということが続きました。

1年ほど、フリーランスの仕事を続けながら、合間に転職活動をする、を繰り返していました。
そんな折、株式会社ACESに出会いました。

ACESとの出会い

ACESは東大発ベンチャーであり、まだ若い会社ですが驚くほど情報が充実していました。
以下は主に私が特に重宝した情報です。

■Wantedly https://www.wantedly.com/companies/acesinc
これ経由でACESに出会った。
募集している業務詳細はここに載っているものが全て。
「ストーリー」に会社のやっていることや、社員の声が色々と載っている。
「業務内容」と「企業マインドの概要」を知るのに役立った。

企業BLOG https://note.acesinc.co.jp/m/m31330dc74c51
Wantedlyの「ストーリー」より多くの「社員の声」や「社員が書く技術系の話」が載っている。
「企業マインド」、特に「社員の様子」を知るのに役立った。

リクルートページ https://acesinc.co.jp/recruit.html
会社説明資料や、上記BLOGの記事紹介、募集要項 (Wantedlyへのリンク) が載っている。
BLOGをどの記事から読むか迷っている場合、まずはこことで紹介されているものがおすすめ。
会社説明資料には選考・給与周り・働き方についても載っているため要チェック。

上記を通じてACESを知り、選考を進めていくうちに次の通り自分の軸とACESがマッチすることが分かりました。

・自分のやりたいことができる
 →ACESは高度な画像処理分野の機械学習アルゴリズムを独自開発。
  →まさに自分のやりたい仕事

・企業マインド/風土があってる
 →研究気質な人が多い
 →会社も技術に真剣に向き合っている
 →技術と人を繋げることを重視している
  →自分の考えや性格にあってる

・給与や働きやすさ
 →給与は普通だけどストックオプションがある
  →例え激務でも成功報酬が大きい
 →リモートワークできる、フレックスタイムできる
  →働きやすい

ACESの選考でやったこと

ACESの選考は次のような順に進みました。

(1) 会社説明
(2) エントリーシートの記入
(3) ワークサンプルテスト
(4) 技術者面談
(5) 役員面談
(6) 社長面談

覚えている範囲で、選考情報を漏らさない程度に振り返ってみます。

(1) 会社説明

Wantedly経由で、興味がある旨を連絡しまずは会社説明を受けました。
基本的には事前に集めていた情報通りでした。

この時点で、ACESとはズレが少なく興味も出てきたため選考を進めることにしました。

(2) エントリーシートの記入

これが意外と難しかったです。
研究周りのことを聞かれたため、学生時代の論文や学術会議の記録を引っ張り出して、色々と記入しました。

研究関連のアピールが弱すぎるせいで、選考を進めるか微妙だなぁ、と思った記憶があります。
今思い返してもなぜ進めたのかよく分かっていません。
私の年齢的に、研究周り=学生時代の情報より、働いてからのことの方が評価比率が高かったのかもしれません。

(3) ワークサンプルテスト

一番つらかったです。
出された課題に対して、解決するためのコードを記述し、その結果をレポートにまとめました。

内容は今見ると、ACESでやっている仕事に近いです。
この課題をパスできれば、ACESの技術者として働ける実力があると思います。
むしろ周りに詳しい人や相談できる人がおり、過去の事例がある分、ACESでの仕事の方がやりやすいかもしれません。

とはいえ、「課題をやり切る」ことと「結果を整理」することが重視されるため、仕事と異なり成果にこだわる必要はありません。

本来は2週間ほどの猶予がありますが、他の企業内定締め切りが迫っており早めに選考を進めたかったため、土日の丸2日で終わらせました。

やっている最中も、「もし落ちたら土日を無意味に潰すことになる、それなのにやる意義はあるのだろうか」という思いが何度も頭を過りました。

結果的に、次の選考へ進め、私の貴重な土日は報われました。

(4) 技術者面談

(3)のフィードバックを兼ねた技術者との面談です。

課題の採点にビクビクしており、思ったより結果が悪くなく、安心したせいか、他のことをあまり覚えていません。

ただ課題を中心に、具体的な仕事内容などを聞いた覚えがあります。

(5) 役員面談とカルチャーフィット面談

役員 (おそらく自分の配属先の管理者) の方との面談です。

自分の経歴や強み弱み、直近の仕事の役割など、面接でよく聞かれることを深堀していった記憶があります。

他にも簡単な課題的なことをした記憶がありますが、事前準備・勉強が必要なものではなかったです。

ちなみにこの頃は仕事を辞めており、昼まで寝る生活をしていたのですが、そのせいでちょうど面接中に、うっかり昼に設定した目覚まし時計がなったのを覚えています。

すぐに切って電話がかかってきたと言って誤魔化せました。

(6) 社長面談

社長と面談しました。

特に変わったことは聞かれず、お互い会社とマッチするかを確かめ合いました。

ここから2~3日後に内定の連絡をいただき、受諾して現在に至ります。

入社してからしていること

今は前述した通り、アルゴリズムエンジニアとして配属され、カメラ画像を使った人物解析のシステム開発を携わっています。

機械学習や画像処理の知識があるため、社内資料・技術について理解しやすい気がします。
(スクールには結構な金を支払ったので、活かせることができて本当によかったです)

実際に働いて、よかった点と苦労している点は以下の通りです。

■よかった点

・自分のやりたいこと (最先端の画像処理の機械学習) ができている。
・日々新しいことを発見する。
・文字通り最先端の技術に触れられるので、成長しやすい。
・オンボーディングで1から教えてくれるので、すぐ社内技術に馴染めた。
・OJTもあり仕事も馴染みやすい。
・優秀な人が多く相談もしやすい。
・お昼誘う人多いし、ランチ会あるから仲良くなりやすい。
・週2日はリモートワークにしており働きやすい。
・スーツを着なくていいのですごい楽。

■苦労している点

・若くて優秀な人が多すぎて追いつくのが大変。
・特に機械学習アルゴリズムは、開発に関われるほど理解を深めたいけど、めちゃくちゃ難しい。
・週に何度か通勤しているけど満員電車が辛すぎる。
・業務委託の時はフルリモートで久々に通勤したので本当に辛い。
・会社の近くに引っ越したい。でも東京の土地はお高い。
・業務委託の頃から給料は下がった。
・ボーナス込みならそんなに減ってないけど、まだ貰ってない。
・データベースからは逃げられない。業務委託の時もそうだけど、気が付けばデータベースいじってる。

色々ありますが、「やりたいことが、良いチームで、働きやすく」できるため、とても充実しています。

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