#ミレニアルnote 進学校的スマホ・ネット活用法

○初めに

みなさんこんにちは。先日このようなツイート 

https://twitter.com/never_be_a_pm/status/1080129644018298881?s=21

を目にし、noteに新規登録をした次第であります。

Daiさんがまとめてるモーメントのnoteを見てみるとインスタやTwitterなどのことに言及したものが多い印象を受けました。なので普通に今までの私の思い出とインターネットをリンクさせた自分語りをして「今どき高校生はTIK TOKとインスタとLINEで出来ている」という結論を出したところで既に先人達が素晴らしい文章を書いているし確実に埋もれる…と私は悟ってしまいました。そこで、私は進学校に行っている自分にしか書けない視点でのミレニアルnote、つまり偏差値70越えの高校生のネットの使い方を発信していきたいと思います。

私の通っている学校のスペックとしては         

・偏差値70オーバー(あくまで高校受験の範囲の偏差値ですが)                                          
・東大京大一橋は現浪合わせて毎年60人近く、早慶上理だと約300人の合格者を輩出

といった感じです。有名私立大学付属高校蹴った子達が国公立現役合格を目指して入ってくる高校といえばわかりやすいでしょうか…。(特に医学部志望が多い)こんな感じで幸運なことに周りに勉強の出来る人達がたくさんいるので、そういったトップ校に通う高校生のリアルが何かしらの参考になれば幸いです。(私の偏差値は入学後すぐ落ちました)(なので自分自身のことでなくあくまで周りの子達を見ていて自分の思ったことを書かせてください)

○スマホと学校生活

というわけでまずは普段学校に行っていてスマホをどのように活用しているのか、主に勉強的視点で紹介していきたいと思います。

①先生達も授業する上でネットを活用している

私の学校は携帯持ち込みOKなので休み時間にスマホを弄っている生徒がほとんどなのですが、中には授業中もスマホOKにして生徒が自由に調べ物が出来るようにしている先生もいます。(逆に「ちょっとここ誰か調べて」とか生徒に使わせてる(?)ことも)

マグネット式のスクリーンを黒板に貼り付けてプロジェクターで授業をする先生も珍しくないですし、そのプロジェクターにより細かい解説が書かれた画像へのリンクのQRコードを映している先生もいました。(通信制限で画像が読み込めない子には読み込めた子がスクショしてairdropで送ってたり…)

特に私が一番印象に残っているのが、授業前に予め問題を配り生徒にGoogleのアンケート機能を使わせてどの問題をどのくらいの人がどう間違えたのかを数値化して分かりやすい円グラフにまとめた上で授業をしていた先生のことです。(予め配られる問題に回答を送信する為のQRコードがついている)これならどこを厚く解説すればいいのか先生は一目瞭然ですし、生徒としてもみんなの正答率が高いところを間違えていたら焦りを感じられます。また逆に正答率が低いところを正解できていたら自信にも繋がりますよね。本当に得られる情報が格段に多い時代を生きているなあと感じた瞬間でした。ちなみにうちの学校は土曜や長期休み中に「講習」という名の(一応)希望制の授業があるのですが、どの講座を取るかも全部Googleアンケートでした。

②生徒ももちろんネットを活用している(学校生活編)

普段の学校生活で言うとairdropとQRコード大活躍。iPhone勢はちょっとした写真ならもうLINEとか使いません。みーーーーーんなairdrop使ってますね。通信料もかからないし。(高校生は常に通信制限と闘っているのです)(バッテリーとも戦ってるので、機内モードがデフォの子も少なくはない)

プリント配られたら、とりあえずみんな写メってアルバムにぶっこんでますね。これなら失くしても安心!(だから管理能力なくなって、みんな提出しなきゃいけないプリントまでなくs…ゲフンゲフン)コスト削減の為かエコ目指してるのか知りませんが、先生達はテスト範囲の発表もプリント1枚クラスの黒板に貼り付けてお終い。「みんなどうせLINEで共有するでしょ」的な。別にいいんだけどさ。

(参考画像:LINEのクラスグルのアルバム)[失くした人の為の参考書の答えだったり、体育祭の色分けだったり、テスト範囲だったり、全部LINEで共有してます]

3.生徒ももちろんスマホを活用している(行事編)

体育祭で思い出しましたが、うちの学校は(というかおそらくほとんどの高校は)生徒達、主に3年生を中心に体育祭を運営します。となると各種目の選手決めはもちろん、種目練習の決定や改善の指導も生徒の仕事となってくるわけで。はいそうです、お察しの通りLINEが大活躍してくれます。

各種目のメンバーを招待してLINEグループが出来あがると、幹部がグループノートにその種目の詳しい説明を記入(ノートに書くと後から入った人も見れる)、練習場所や時間などをトークルームで連絡、といった感じで、LINEを中心に体育祭は進んでいきます。体育祭期間中(授業が無くなり代わりに体育祭練習が入る)には、みんなせわしなく色んな場所を行ったり来たりしているので、そのようなリマインドがあるのは助かるという声は多かったですね。(幹部が「今から練習始まるよー」ってリマインドしてくれる)

まあただ、なにぶん受験勉強の合間をぬって幹部の仕事は行われるので「え?俺騎馬戦のグループ招待されてないんだけど…」ということもしばしば…。なので競技の管理ができるアプリとかあったら需要あるかもです。種目ごとの最低、最高人数や選手名の登録が出来てLINEのグループの加入の有無も分かる、みたいな。何それほしい。

「LINEは高校生的にはオワコン。みんなインスタに移住してる」という説もありますが、うちの学校ではLINEはやはり必要不可欠ですね。コミュニケーションツールというよりかは、業務用連絡手段としてみんなバリバリ使ってます。

○ネットと勉強

はい遂にきました。私はここを書くためにこのnoteに手をつけたと言っても過言ではありません。後述する2つのインターネットサービスを、どうしても現役高校生の視点で紹介したかったんです…。なので、実はここから読んでもらっても問題はないです。というわけで、ここで紹介したいのは2つ!!

・進研模試デジタルサービス

・studyplus

これらは「勉強の手段」というよりかは「勉強方法や勉強時間の見直しをサポートしてくれる」ものです。なので、スタディサプリや東進衛星予備校などの、いわゆる"映像授業"とは全くの別物ですね。では具体的にこれら2つを見ていきましょう。

1.進学校生の勉強方法

とはいえ、いきなり「こんな風に素晴らしく勉強をサポートしてくれるんです!」って言われたって、まずイマドキ高校生の具体的な勉強方法を知らないんだからピンとくるわけないだろ!!という方がほとんどだと思います。そこでまずは私の学校の生徒がどのように勉強しているかについて説明させてください。

前提として、学校の授業内容についてですが受験に向けてとにかく進度が早い。どんなに頭のいい人でも予習はともかく、復習は必須の状況です。そこで学校以外のプラスアルファの勉強スタイルとしては、主に2つ。最もスタンダードなのが、ライブ授業(映像授業ではなく先生の同じ空間で受ける授業)をしている、いわゆる塾に通うタイプ。その次が、参考書なりドリルなりを使って独学で勉強を進めるタイプ。ちなみに学年でも1桁常連で東大A判定B判定バンバン叩き出すような人達はというと、塾派と独学派半々といったところでしょうか。

さて、学校では追いつかない勉強を塾や独学で進めているわけですから、当然その進度はバラバラになっていくわけです。またその合間にも小テスト、定期テストや模試などは容赦なく襲いかかってきます。オマケにうちの学校はほとんどの人が部活に入っているので、時間は限られてきます。よって復習に割ける時間にも限界はあり、既習内容をどんどん忘れていってしまう、なんてことも有り得ます。どんどん忘れたものが積み重なってきて「もはや、わからないところがわからない!」なんて状況に陥ってしまう人も、珍しくはありません。そこで私達を救ってくれるのが、進研模試デジタルサービスとstudyplusというわけです。

2.進研模試デジタルサービス

進研模試デジタルサービスとは、進研ゼミが主催する模試を受けた人が受けられるネット上のサービスのことです。このサービスのすごいところは、


・順位、判定はもちろん答案も問題も解説も全部ネット上で見れる

・分野別の得点を出してくれる上に自分の苦手なところを分析してオススメの解説動画を並べてくれる

※ぼかすと何も伝わらないところがあるので1番出来のよかった英語の画像を載せます。


画像を見てもらうと分かる通り、とにかく手厚いです。解説動画とか国語に至っては簡単なアニメ出来ちゃってるし、更には過去問解説動画まで…えっこれ払うお金、模試代だけでいいの??って感じです。ここまでしてくれるのは進研ゼミ以外なかなかないです。駿台はそんなことしてくれなかったぞ。(規模が違うからだとは思います)
というわけでこんなに厚く模試の復習をやったからこそ、次の模試では例のあのセリフが言えるわけです。
「ここ、進研ゼミでやったところだ!!」
あれは誇張表現でもなんでもなかったんですね。すごいぜ進研ゼミ。

ただ、このサービス、当たり前のことながらパスワード制で、学校からパスワード(それでログイン後、変更可能)が配られるんです。なので正直な話、そのパスワードを忘れただの失くしただので使ってない人が少なくはない…ですね…。
あとあんまりみんなこの制度を知らない。やっぱり順位見て終わらせちゃう。このもどかしさをどうにかしてください、偉い人…。

3.studyplusについて

これは発想の勝利な気がします。スマホを使った勉強にいち早く目をつけた人が作ったアプリ、という感じ…。
studyplusは簡単にいうと「勉強の足跡を残すアプリ」です。
まずは画像をご覧ください。(例のごとくテスト前のめっちゃ勉強してる期間の画像になります)


このアプリのすごいところは、自分の勉強時間が入れられるだけでなく、「何をどのくらい勉強したか」を一瞬で可視化してくれるところです。
教科書のバーコードを読み取ったり参考書の名前で検索したりすると、その教材がヒットするので自分の本棚に入れます。(もちろんヒットしなかった場合、独自教材の登録も可能)あとは自分が勉強をした後にその教材をタップして勉強時間や勉強範囲を入れるだけであのようなグラフで出来ていきます。また、模試の成績も(全部手動での入力になりますが)一覧で見ることができます。


あともう一つこのアプリが普及している理由は、「友達と繋がれるから」です。目標大学を設定すると同じところを目指している人達を探すことも出来ますし、もちろんリアルでの友達の名前を検索して繋がることも出来ます。アプリ内のタイムラインなる場所に友達登録した人達の勉強履歴が流れてくるので焦りを感じやすく、私のように1人だとだらけてしまう人には尻叩きにもってこいのアプリだと思ってます。
現に私の周りにも使ってる子は結構いますし、その中には先程言った(高2の現時点で)「東大余裕」の人もいます。めちゃくちゃ勉強してます。焦ります。

○最後に

ここまで長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。何かしらの主張もなく、本当にただただ"自分の学校のリアル"を書きなぐっただけですが「面白いなあ」とか「それは知らなかった」とか、楽しんで頂けたら幸いです。(そう思った方は支援してくださると嬉しいな。おこづかいください。)











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