芍薬(シャクヤク)
今日のお花は、芍薬(シャクヤク)です♪
ピオニーとも呼ばれますね。
ボタン科ボタン属、北東アジア原産。
一重咲き、半八重咲き、八重咲きの品種があります。
こちらは花弁が8枚程度で一重咲きの和芍薬。
芍薬は観賞花であると共に、その根は生薬としても古くから珍重されてきました。
漢方の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」は、腹痛や痙攣痛の鎮めに、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は婦人薬として処方され、風邪薬としてよく知られる「葛根湯(かっこんとう)」にも芍薬が含まれています。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
芍薬と牡丹は似ていますが、根本的な違いは、芍薬は「草」であり、牡丹は「木」であるということです。
芍薬は、地上部が枯れて根だけ残った状態で冬を過ごす「宿根草」。
牡丹は、秋に葉が落ちても樹木として存立する「落葉低木」です。
また外見上、もっとも違いが分かりやすいのは葉っぱの形です。
芍薬の葉は全体に丸みがあり、表面には光沢があります。
牡丹の葉には切れ込みが入ってギザギザで、光沢はありません。
その他、蕾(つぼみ)は芍薬が丸形であるのに対して、牡丹は尖っている。
しっかりとした芳香を放つ芍薬の花に対して、牡丹の花は無臭。
花の開花は牡丹が先行し、やや遅れて芍薬が咲き始めるなど、比べてみるといくつも違いがあるものです。
花言葉は、恥じらい・はにかみ・つつましさ・謙遜
白の花言葉は、幸せな結婚