魂について考え出した時
高校の時、好きな科目は化学でした。
授業の初日からたいした自己紹介もせず本題に入り、
大量のノートを取らされ、
どんなにキリがが悪くてもチャイムと同時に授業が終わる。
生徒の理解度なんて、お構いなしに進んでいく。
時折チョークを持つ手を止めて、
こちらに顔を向けて解説をする楽しそうな姿に化学好きが滲み出ている、
変わってるけど憎めない先生でした。
そんな事はどうでもよくて。
化学で元素記号を習ったときに、
全ての物質がこれらの元素から成り立っているのだと思うと、
目に入るものの全てが元素記号に見えてきて、
モノもヒトも元素の集合体に過ぎず、違いがないなって思えてきたんです。
高校2年生だった私に
生命ってなんだろうって疑問が襲いかかってきました。
ヒトもただの物質に過ぎないじゃんって。
意思や感情も何かしらの化学反応なんじゃないかって。
ロボットとヒトの違いってなんだ?って。
そうしたときに、魂ってものがあることにしないと、生命の存在に納得できなかった
それくらいから、魂なるものについて思考を巡らせるようになったかもなぁ。
そんなことを、ふと思い出しましたとさ。
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