最高の1冊

前回noteで書いた「頭の良さは国語力で決まる」という本以来の面白い本、著者に出逢ったので是非このnoteにその熱意を残そうと思う。

本のタイトルは、「観察力の鍛え方」。著者は、佐渡島庸平。

この本に出逢ったのは、1週間前の蔦屋書店だった。何となく書店を歩き回っていると、「観察力」というワードが目に付いた。その時の私は、長期インターンの研修生として働いていて、そこのインターン先を辞退するかどうか迷っていた。ここの環境は自分に本当に合っているのか、このインターンで果たして何が得られるのかが分からず、迷いに迷いまくっていた。だから、この環境、会社を見極める観察力が欲しいと思っていた。そんな中、「観察力の鍛え方」という本を見つけて、私はすぐにその本に飛びついた。

本の前書きを読んだ時点で、この本は今の自分の悩みに解答を与えてくれるものではないと気付いた。しかし、それとともに死ぬほど面白いとも気付いた。自分とニュートンを比べて、所詮どちらも人間なのになぜこんなにも大きな差があるのかを本気で考える人ってめちゃくちゃ面白いな~と思いながら、スイスイとこの本に惹きつけられていた。

前書きからスイスイと惹きつけられ、気付いたらメルカリで購入していた。(いつも前書きでちょっとでも気になったらメルカリで購入するのが癖だ。)

そして昨日ようやくその本が届いた。私は、前書きをもう一回楽しんだ後、目次をみてオリジナルに読む順番を決め、読み進めた。

読んでいる最中、読み終えた後に感じるのは、とにかくこの本は面白い。では何が面白いのかというと、著者の思考、着眼点が面白い。著者は、今まで自分が考えたこともないことに着眼点を置き、思考を広げる。だから、この本の内容が全て新鮮だった。そう考えるの?そこ考えるの?という驚きと面白味が混ざり合っていた。前書きにもあった通り自分とニュートンを比べてみたり、他には西郷隆盛がどんな感情で西南戦争を迎えたのかをずっと気にしていたりなど、とにかく着眼点、そしてそこから広がる思考が面白かった。

観察力とは何か、観察を鍛える方法など内容がぎゅうぎゅうに詰まっている中、それ以外の面白さも詰まっていて、本当に大満足の1冊だった。

是非、佐渡島庸平の世界観に触れてみたいと思った方、観察力を鍛えたいと思った方は読んでみてほしい。きっと新たな世界がひらくはず。