見出し画像

サーキュラーエコノミーってなんだ。

おはようございます!


美術大学デザイン科3年生のサーセンです。


毎度毎度散文的な内容になってしまっていますが、読むだけ読んだるわって気持ちで見てくれるとありがたいですm(_ _)m


(ちなみに最近言語化が上手って友達に褒めてもらえる機会が増えたので調子に乗っています・・・noteももっとうまく書けたらいいのに笑。)


では本題に。


週一の午後の授業でデザイン特論という、教授のデザインやソーシャルな知識を与えてもらえるちょっとしたおまけみたいな授業で、先日はサーキュラーエコノミーについて少し学んだのでそのお話を少しだけしたいと思います。



授業の話で今まで全然その分野に興味がなかったので自分で調べて勉強するきっかけになりました。



授業の内容としては、サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、従来のTake(資源を採掘して)Make(作って)Waste(捨てる)というリニア(直線)型経済システムのなかで活用されることなく「廃棄」されていた製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みのことを指すそうです。今回はデザイン的視点から講義を聞きました


自分なりに授業の後に断片的に調べていくと英国のサーキュラーエコノミーを推進するエレンマッカーサーという財団では『DESIGN OUT WASTE AND POLLUTION(排気と汚染を出さない設計)の取り決め』では結果的にはゴミを出さない結果を求めているけど手法によってそれぞれのアプローチの仕方が異なるという点が面白いな〜と思いました。エレンマッカーサーが提唱するバタフライダイアグラムを見るとバイオ由来や技術サイクルの側面からの大きなアプローチから人間同士の使い回しのシェアまで幅広いサイクル(または使い回し・使い果たしとでもいうのでしょうか)のあり方が提唱されていて、この図と説明を見るとリサイクルするよりも修理して使い続けることの方が多くの価値を保持できるということがわかりました。



画像4

これがマッカーサー財団が提唱するサーキュラーエコノミーの概念図。



そンな感じで色々考えていくと、そもそもゴミってどこまでがゴミなのかなって疑問に思う部分があって、スペインやデンマークの街の連帯冷蔵庫の事例やNPOが運営する『安全に食べられる厳選されたゴミ』のみを使ったレストランなどはすごくエッジが効いていて面白いし、そうゆうものを政府が支援しながら安く国民に提供することで意識の高い人や収入の低い人たちやによる消費が広がり結果的には循環を起こすきっかけにつながるのではないだろうかと思いました。


画像1


もともとは困窮者支援として始まったらしいですが、すごい大胆な取り組み・・・。日本では絶対やってくれなさそうなことだなああああ・・・


画像2

コペンハーゲンのゴミを食材にするレストラン

・・・いや、これはゴミに見えん。笑 ただの美味しそうな料理。



画像3


非営利、ボランティア、日替わりメニュー、おかわり自由、持ち帰り自由らしいです・・・すごすぎる。



話は変わるのですが、今コロナでファッション業界があやういと最近よく耳にしますが、こうゆう視点からコストを削減した衣類を売り出したりなどできることは多そうだなと個人的には思っています。日本はまだまだだな〜。




ユニクロや無印だけでなく、小さなアパレルメーカーも積極的に取り組みに参入できるような仕組みづくりを政府はすべきだし、私たちのようなデザイナーがそのようなシステムを企業のために生み出してあげられる可能性だってあると思いました。


私は超がつく面倒くさがりで新しいもの好きなので、今現在は自分が必要ないと感じたものは容赦なくぽいぽい捨ててしまう真逆のような人間ですが、でも逆にそうゆう考え方の自分がいるからこそ新しいアイデアを生み出せる可能性ってすごく高いんじゃないかなーと授業を聴きながら思ってました。



太古から循環しまくっている自然界のようにゴミのない循環が人間界にも生まれればいいなとも思いますが、人間は楽しさや刺激がないとそうゆう取り組みは絶対に続かないので、アイデアを武器にこれから地球に優しいデザインや体験を作りたいなと思えるきっかけになった授業でした。



終わり!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?