未鳴 2023年6月16日 18:49 たかがこんな一粒に僕の心が左右されるなんてね。皮肉にも似た気持ちで水とともに嚥下する。いつも僕を振り回す暴れ馬が、いとも容易く化学物質に屈してしまう。自分ですら手綱を握れないのにさ。果たして僕は僕と言えるのだろうか。少しだけ身震いがして考えるのをやめた。僕は僕だ。そうだろう? #140字小説 #薬 #140字SS この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート