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グレート・リセット??

グレート・リセットとは世界経済フォーラム(WEF)が
打ち出している考え方です。
2021ダボス会議(開催中止)のテーマにもなりましたので、
ニュースなどで耳にされた方もいらっしゃるでしょう。

グレート・リセットについてググってみると、
どうやらこんなことらしいです。

今、我々が生活する世界は
さまざまな社会経済システムのもとに動いている。
こうしたシステムの多くは、第二次世界大戦以降に
つくられてきたものであり、我々の生き方や働き方は、
これらのシステムによって決定されてしまっている。
そして、これにより、現代社会が抱える多くのひずみも
生み出している。
さまざまな問題を解決するために、
これまで当たり前であったシステムを白紙に戻し、
より公平で持続可能な社会を実現するため、
まったく新しい仕組みを一からつくり出していくことが、
グレート・リセットである。

要するに今の格差社会の原因は
既存のシステムの中で儲けている者と
虐げられている者がいるからだ。
だから既存のシステムをぶっ壊して
新しいシステムをつくるのだということらしいです。

これって、どこかで聞いたことありませんか。
資本主義は搾取する資本家と
虐げられている労働者で成り立つシステムだ。
だから、虐げられている者たちが革命を起こして
新しいシステムを作るのだ。

そうなんです。そっくりそのままマルクス主義なんですね。

もうひとつ、
今アメリカで流行っている批判的人種理論だって、
アメリカの社会経済システムは搾取する白人と
虐げられている有色人種で成り立っていると言っています。

これもそっくりそのままマルクス主義です。

もっと言ってしまえば、環境問題も過激になると、
今の環境破壊の原因は既存の経済システムが原因だ、
経済活動のため儲けて環境を破壊するのは資本家で、
私たちは環境破壊の被害者だ。
だから既存の経済システムをぶっ壊して
新しいエコなシステムをつくるのだという主張になります。

これもまたそっくりそのままマルクス主義。

さらにいうと韓国の従軍慰安婦の問題だって
私は同じ匂いをぷんぷん感じます。

これらマルクス主義者の巧妙な所は
人々が反対しづらいテーマを錦の御旗に掲げていることです。
経済格差の問題、労働者の人権問題、人種差別問題、
環境問題、女性の人権問題、などなど。

こうして人々が反対しにくい状況を作り上げて、
人々に自分たちの価値観を押しつけていくのです。
その先はきっと、社会の分断と、
言論の自由を奪われた全体主義社会です。
当然、そこに信仰の自由があるはずもありません。
私たちクリスチャンには厳しい社会が訪れます。

ソビエトや中国、他の共産主義国の歴史を見れば
このことは明らかです。
そのようなことが、
これまで自由な資本主義社会を作ってきた
欧米諸国の中で行われているのです。

おそらくこれから、
世の中はどんどん悪くなっていくことでしょう。

彼らの企むグレート・リセットが
将来達成されるのかどうかは分かりません。
でも、どちらにしても、その先に
もっと偉大なグレート・リセットがあることを
みなさんはご存知ですか。

それは聖書に書かれている
世の終わりに起こる神の裁きと
キリストの再臨による千年王国の建国です。

イエスの母マリアは、イエスを宿したとき、
このグレート・リセットについて、
高らかに神を賛美しこう歌い上げました。

「主のあわれみは、代々にわたって
 主を恐れる者に及びます。
 主はその御腕で力強いわざを行い、
 心の思いの高ぶる者を追い散らされました。
 権力のある者を王位から引き降ろし、
 低い者を高く引き上げられました。
 飢えた者を良いもので満ち足らせ、
 富む者を何も持たせずに追い返されました。
 主はあわれみを忘れずに、
 そのしもべイスラエルを助けてくださいました。
 私たちの父祖たちに語られたとおり、
 アブラハムとその子孫に対するあわれみを
 いつまでも忘れずに。」
ルカの福音書 1章50~55節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

マリアの歌った通り、
この時に高ぶる者たちは引きずりおろされ、
虐げられた神の民は高く上げられます。
まさにグレート・リセットです。

サタンに支配された人間たちがどんなによこしまなことを企み、
そしてついに彼らのグレート・リセットを成し遂げたとしても、
それらはすべて神のグレート・リセットでひっくり返されます。
天地を創られた神は創られた人間よりも偉大なお方なのです。

どうかこの偉大な神をすべての人が崇め賛美する
そのような世の中になりますように。
どうかみなさんに神からの祝福が豊かにありますように。

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