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トルタリ(トルニタリナイコト。シャシンと呟き)

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シャシン。と、日々のあわいの呟き。 思えばずっとそんなブログを続けてきたのでした。 http://blog.livedoor.jp/mimei14/
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2022年10月の記事一覧

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本棚。 さて。 誰の本でしょう。 ----------- というか。 さきほどの記事で。 悲しみを抱える、母親と、父親。 ひるまず、りりしい、少女ネリー。 彼らを思い描いたとき、ふと、心に浮かんだのだった。 この2冊の本のタイトルが。 これこそが、あの映画の主題では。 だからあの映画評を読んで、件の作家を思い浮かべたのは、 自然なことだったのだ。 と、あらためて思ったのでありました。 って、判じ物みたいな記事になっちゃいましたが。 うふ。 あしからず。

「秘密の森の、その向こう」

もうずっと映画館で映画を観ていない。それでも、映画評は読む。なぜか懸命に読んでしまう。 これも読売新聞の映画評にあった「秘密の森の、その向こう」。 監督・脚本は、フランスの才人、セリーヌ・シアマ。 両親と一緒に亡くなったばかりの母方の祖母の家を片づけに行く、8歳の少女、ネリー。家の裏手には、森。ネリーの母は子どもの頃、そこに「小屋」を作ったという。 が、その母がある朝とつぜんいなくなってしまう。家を出て行ったと言う父は、理由も語らず、「そのほうがいい」と言うだけ。 『平