愛想のない弁当記録

美味しいものが好きだけど、そこまでグルメじゃない。

昔グルメを売りにしていた芸能人が「結婚しても家でご飯を作って貰いたくない、外食できる貴重な1食を逃す」的なことを言っていて、衝撃を受けた記憶があります。
もちろん当たり前のように作って貰えると思ってることにも衝撃を受けたし、そこまでして美味しいものを食べたいのか?ということにも驚愕しました。

私は実家暮らしの30歳
特に節約をする必要もないけど去年から出勤の日は自分の分のお弁当を作って出かけます。
無ければないで社食があるので何も困りません。
なのになんであんなに朝急ぎながらお弁当を作っているのか、自分でも謎です。

ただ土日出勤の日は作らない、朝早い勤務の時は無理はしない。など甘々な設定でお弁当を作っているので続いています。
Instagramで見かけるすごい美味しそうなお弁当をたまに参考にしながら、そーでもないお弁当を作ります。
美味しそうなお弁当の写真はどれもフタが閉まらなそうな盛り付けをしています。
あれは閉めた時に色々はみ出さないのか?と必要のない心配をしています。

夕食を作るついでに次の日の朝やお弁当のことを考えたり、ご飯のことを考える時間は楽しいですが、精神状態が健康ではない時には苦痛になります。
これを30年以上やってきた母親は凄いなと改めて思います。

話は変わりまして、コンタクトレンズを買うために眼科の定期検診に行きました。
そこの先生は面白い方で、いつも私の目を覗きながら「充血ひとつなくってすっごくきれい」と褒めてくれます。
年に1回しか行かないのに「久しぶり〜」と言います。
今回は私がそこの眼科に通い始めて11年目だと教えてくれました。
「19歳の時からだから...30歳?」と言われ
「はい、もう30になりました。」と返すと
「30歳かぁ、身体も苗字も変わる時期だね〜独身?」と聞かれ、「はい」と答えつつ身構えた私に先生は「女の子と結婚するのも良いし、結婚しなくても良いよね。ただ1人っきりだと少し寂しいから誰か一緒に居てくれる人がいると良いよね」といつも通りの優しいけどキッパリと言い切る言い方で伝えてくれました。

私は恋愛という感情が何か分からなくてひとりでいるだけなので、その発言がなんとも面白く優しくて暖かいものに思えました。
きっと人によってはアウトな発言なのかな、とも思いつつも1年に1回の不思議イベントをこれからも続けたいと思いました。

お弁当作りも、眼科検診も、いつの間にか続いていることって意外とあるんだなぁ。と何も続けられない自分にとっては嬉しい気付きになりました。

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