見出し画像

ビットコインは1億円になる⁉️

1. Stock to Flow Model
2. ビットコイン投資ポジション

ビットコイン投資は、投機だとし、そのボラティリティの高さや過去の取引所からの暗号資産流出事件から、まだ敬遠される方が多い印象があります。

一方、市場規模が大きく拡大し、今やボラティリティでは、S&OP500を下回っており、機関投資家が次々と参入し、2018年のバブル期とは様相をまったく異なるものとしています。

今回は、ビットコインの将来性についての知見をまとめました。
皆さまの参考になれば幸いです。

1. Stock to Flow Model

1) ストック・トゥ・フローモデルとは何か。

ストック・ツー・フロー(SFまたはS2F)モデルは、特定の資源の価値を測定する方法です。毎年新たに作り出される量をフローとし、すでにある総量(ストック)から見た比率です。

金を例に考えてみましょう。推定値は様々ですが、世界金委員会の推定では、これまでに約19万トンの金が採掘されているとされています。この量をストックと呼ぶことができます。一方で、毎年約2,500~3,200トンの金が採掘されています。この量をフローと呼ぶことができます。

この2つの指標を用いて、ストック対フロー比を計算することができます。しかし、実際にはどのような意味があるのでしょうか?これは基本的に、ある資源の年間供給量が総供給量に比べてどれだけ市場に流入しているかを示しています。ストック・フロー比率が高ければ高いほど、総供給量に対して市場に流入する新規供給量は少なくなります。そのため、Stock to Flow ratioが高い資産は、理論上は長期的にその価値が高く維持されると考えます。

ここで注意しなければならないのは、希少性だけが必ずしも資源の価値を意味するわけではないということです。金は、それほど希少ではありません。利用可能な19万トンがあります。

ストック・ツー・フロー比は、既存のストックと比較して年間生産量が比較的少なく一定であるため、価値があることを示唆しています。

2) 金のストック・フロー比率とは?

歴史的に見ても、金は貴金属の中で最も高いストック・トゥー・フロー比率を持っています。先ほどの例に戻って、総供給量19万トンを3,200で割ってみると、ストック・トゥー・フロー比率は~59になります。

金の1トロイオンス(31.1035g)あたりの価格を1,800ドルとすると、金の現在の価値合計は、11兆ドルほどになります。

一方、現在のビットコインの価値は約7,000億ドルと言われています。

3) ビットコインのストック•フロー比率は?

金や銀は、しばしば価値の貯蔵手段と呼ばれています。理論的には、相対的な希少性とフローの低さにより、長期的に価値が維持されます。しかも、短期間で供給量を大幅に増やすことは非常に難しい。

Stock to Flowモデルの提唱者によると、ビットコインも同様の資源です。それは希少であり、生産するのに比較的コストがかかり、その最大供給量は2,100万枚に制限されており、インフレを抑制するために事前に設定された半減期(新規発行数量が半減)を経て、現在までおよそ1,862万枚が発行されたと言われています。

直近では、2020年5月に半減期が到来し、前回の半減期から、約260万枚が発掘されましたが、次の2024年の半減期までに、発掘されるのは、約130万枚となります。

最終的に発行上限の2,100万BTCに到達するのは、2140年と見られています。

4) ビットコインのストック対フロー比率とは?

ビットコインのStock To Flow比率は2020年12月時点でこの比率はおおよそ56と見られています。

1,860万BTC÷33万BTC=55.9
BTC:ビットコイン1コインの単位

下の表は、ビットコインのストック・トゥー・フローの365日移動平均と価格の歴史的な関係を見ることができます。また、縦軸にビットコインの半減期までの日付を示されています。

これまでは、ほぼ仮説の通りの価格推移を示しています。2021年2月5日時点では、38,000ドル/BTCあり、2024年には100,000ドル/BTCに達し、2026年には1百万ドルに達することになると読めます。

ただし、注意すべきは、このストック•トゥー•フローモデルは、貴金属の価値を測るものであり、また、ビットコインが発行されてから10数年しか経過していないことを考えると、この理論を適用できるのは、まだ実績を重ねた上でなければならないとされています。

参考: “Bitcoin and the Stock to Flow Model”
Academy. Binance. com

2. ビットコインの投資ポジション

上述の理論はあくまで仮説ではあり、今後の当局の規制動向、ビットコインの発行につながるマイニング(発掘)の持続可否等のリスクはあります。一方、短期的には変動を繰り返していますが、長期的には右肩上がりで推移しているビットコインをコモディティのひとつと捉えて、分散投資の一環として2026年までは長期保有したいと考えております。

投資は自己責任でお願いします。
この記事はビットコインの将来の価格上昇を保証していません。

#ビットコイン #投資 #仮想通貨 #暗号資産

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?