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前向さん

7月16日(火)
朝、目が覚める。すっきり。小鳥の歌声に耳を傾ける。うっとり。むくりと起き上がる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
クローバー畑で大きなイナゴがピョーンと跳ねた。

カカオにご飯をあげる。

ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。

タニクちゃんたちの様子を見る。

食事の支度をする。野菜と豆たっぷりのカレー。スパイシーないい香り。ティースプーンに半分くらい味見をしてみる。うっかり飲み込んでしまった。

しばらく経って足が 4箇所赤く腫れてしまった。ヒリヒリ。お薬を塗る。ちょうど明日アレルギーの病院に行くのでよかった。

お盆のための準備をはじめる。

仕事部屋にこもり黙々と仕事をする。プリンターの上からカカオが じっと見ている。

いきなりダーッと仕事机に滑り込んでくる。キーボードの上に乗る。iMacとキーボードの間で転がる。さらに、iMacの横に置いてある棚の上に上ってガラス製の りんごの置物や本やポストカード入れやペン立てを ザーンと落とす。机の上が めちゃくちゃだ。とりあえず無視して仕事をする。

すると、キーボードと私の間に入ってきて、頭を胸や肩に押し付けてくる。頭を撫でて両手で顔を包んでマッサージしてあげる。ごろごろと喉を鳴らしておとなしくなった。

仕事に没頭する。

あっという間に夕方になった。
お散歩に行く。今日の空も素敵だ。どうしてこんなに空って素敵なんだろう。うっとりしながら歩いていると、

「みるちゃん、どこ行きよん?」とバナナさんの声がした。

「お散歩。」と、私。

「気をつけて いってらっしゃい。」と、手を振ってくれた。

TAKEさんが庭仕事をしていた。先日もらったケイトウやマツバボタンが元気にしていることを話す。「よかったねぇ。」と、喜んでくれた。

家に帰りつき、バラの剪定をする。

水を撒こうと、くるくるホースを取り出す。信じられないくらい もみくちゃだ。ほどこうとしてみる。ほどけない。すぐに諦めて もみくちゃのまま引っ張りクローバー畑と花壇に水を撒く。玄関の戸と窓ガラスも水で洗う。

お散歩から帰ってきたパジャマさんが もみくちゃ部分を じーっと見て にこっとした。

クローバー畑に生えているリュウノヒゲを10本抜く。

クローバー畑に生えているドクダミとリュウノヒゲは放っておくことにした。抜いても 1日10本くらい。

この2年間、暑い日も寒い日もほぼ毎日草を抜いていたが、抜いても抜かなくても秋になり冬になると自然に枯れる。

それと、2年間ガーデン日記をつけて発見したのだが、クローバー畑は夏になると少し枯れてくる。他の草が元気になる。そのとき、他の草を抜きすぎると大地がカラカラになりひび割れてくる。すると、ますますクローバーも枯れてしまうのだ。

植物たちはちゃんとバランスをとっていて、それぞれの植物の成長にあった季節に一時的に増えるだけで、実はお互い譲り合い共存しているように感じる。

整備された公園や、きちんと手入れされたお庭、道路端の空き地となると話はちがうと思う。

なので、背が高くなりすぎる草や蔓だけ手入れをする。なんといっても暑い。蚊に噛まれる。身体が痛くなる。無理しないのが楽しく生きるコツなのだ。

「みるちゃん、こんなに暑いのにがんばらんでいいよ。もうやめとき。」と、前を通るご近所の人たちや裏を通る きゅうりさんも言ってくれる。

みんな優しい。素直にすぐやめる。

友人でアニマルコミュニケーターの みかさんからLINEが来た。
今朝、私の夢を見たということ。みかさんの夢に登場するなんてうれしい。会いたくなった。

トッツィーからLINE。すごく素敵なことが書かれていた。

今日乗ったバスの運転手さんのお名前が ”前向ススム” さんというらしい。すごい。こんなポジティブなお名前。ご両親のセンスが光っている。なんだか人を元気づける名前だ。

仕事をする。
illustratorとphotoshopを使って、いろいろ細かいところを修正する。

修一郎が起きてきた。夕食の仕上げをする。

夜、庭に出る。
うろこ雲が月を覆い幻想的に輝いている。月の光は ゆらぁっとしていて別次元への入り口のようだ。夏の夜の やわらかさを感じる。夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

カカオはいつの間にか遊びに出かけている。

これから眠くなるまで仕事をしよう。

今日もいい一日だった。

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