絵のこと絵本のこと

5月22日（水）
朝早くぱちりと目が覚める。小鳥の歌声を聴きながらまどろむ。至福。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう！」と、あいさつをする。

今日もクローバー畑に蝶々や小鳥たちが遊びに来ている。うっとり。ゴミを出してから庭仕事をする。植物がいきいきと輝いていてうっとりする。水を撒く。クローバーの白い花が満開だ。シャワーを浴びてきもちよさそう。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。

石川県にある子育て支援施設 3箇所にメチャくん絵本をお送りすることになった。そちらから能登の子供達にも届けられるということ。

毎年メチャくん絵本をお送りしている宮城県の子育て支援施設 ”のびすく” の理事長 Iさんが石川県出身だった。

「メチャくん絵本を能登の子供たちにも届けれたらいいな。」と、思ってくださったそうだ。

家に置いてある在庫をかき集めよう。喜んでもらえるといいな。こういうことができるのも応援してくださる皆さんのおかげだ。感謝のきもちでいっぱいになる。

今月末の〆切も抱えているので、来週のどこかで 3箇所に振り分けて梱包して送り出せるといいな。と、考える。

電話が鳴った。知らない番号だった。

「もしもし…」

数年前に絵を購入してくださった方からだった。その絵を姪っ子さんにプレゼントされたということ。そのとき、額縁の裏板に私がサインをしたということだった。

そしてその数年後、姪っ子さんに妹ちゃんが生まれたという。妹ちゃんも絵を欲しがっているそうなのでプレゼントしたいということだった。

今、手元にあるのは15cm角の額縁に入った小さな絵が少しだけ。当分の間、展示会をする予定もない。美術館も閉館した。でも、絵がないと妹ちゃんが寂しくなるだろう。どうにかしたい。どうしよう、どうしようと、電話口でかなり しどろもどろになる。汗びっしょりになった。

先日も、「絵が欲しかったけれどオンラインショップで絵が売り切れになっていて買えなかった。」というお声をいただいたばかりだ。

いま抱えている〆切が終わったらオンラインショップでまた販売を始めよう。と、思っているが ぐずぐずして なかなかしないような気もする。

そこで、今日中にWebサイトの Art Work メニューに何点か絵をアップロードすることにした。そして、その中から選んでもらった絵を額装する。そのことを伝える。

喜んでくれた。よかった。これで小さな妹ちゃんが寂しい思いをしなくてよくなるぞ。

午後、こもれびの森に行く。急ぎの用事だったので ひとりで行く。猫たちが集まってきたので ちゅ〜るをあげる。ママミィも すりすりしてくる。珍しい。

家に帰り着き、昨晩梱包したネパール語版のメチャくん絵本をポストに出しに行く。そして、お散歩。

きもちがいい。今日はたっぷり歩きたい。坂道を てくてく上る。最近、身体が痛いので 霊園の てっぺんでラジオ体操をする。おじいさんみたいだな。と、ちょっと思う。ちがう。りんごが好きな乙女だ。

たっぷり歩いた。きもちがいい。汗びっしょりになった。今日は汗をかいてばかりだ。

家に帰ると修一郎が起きていた。夕食の支度をする。

Webサイトに絵を選んでアップロードしてゆく。

友人Rさんが地下鉄の中から短いメールをくれていた。月のこと、花のこと。月も花も素敵だなぁと思う。

夜、庭に出る。
墨色の空。月も星も見えない。木のシルエットや家々の屋根のシルエットが影絵みたいで楽しい。眠る前にもう一度庭に出てみようかな。ちょっと早いけれど、夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオは遊びに出かけている。また夜中にバタバタと駆け込むように帰ってくるんだろう。

これから眠くなるまで仕事をしよう。

今日もいい一日だった。