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イルミネーション

11月19日(火)
すっかり朝寝坊する。
昨晩あれこれ片付けをしていたら朝方になってしまった。ベッドの中から手を伸ばしてファンヒーターのスイッチを押す。

ブオ〜
温風が出てきた。ファンヒーターの前に移動して温風に吹かれる。きもちがいい。温泉に浸かっているみたい。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。

ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。

昨日、こもれびの森での一大行事が終わった。
そのあとの確認に行く。

青い空に白い羊みたいな雲が ぷかぷか並んでいる。可愛いくて楽しくなる。ススキが淡い金色に光ってとてもきれい。

こもれびの森に近づく。
木々たちが "Welcome!" と言ってくれている。ような気がする。優しく迎えてくれている。と、思う。

銀杏がどっさり落ちている。
拾いたい衝動に駆られたが、確認を終えて帰ることにする。

塗装用のローラーを買う。
屋根とミラーをクリーム色に塗るために。

昨日の日記に、11月16日は「いろいろ塗装の日」と書いたが、「いいいろ塗装の日」だった。日付との語呂合わせだったのだ。Rさんが教えてくれた。

いろいろなものを塗装する日なんだ〜と、勝手に思っていた。爆笑した。

郵便局に寄り、梱包した絵本を出す。

家に帰りつく。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして ふたつ作っておく。

お向かいの Iさんのところへ銀杏を持っていく。
とても喜んでくれた。少しおしゃべりをする。

「ごはんさんと さかいさん、お隣同士で助け合えてよかったね。家族の人数が少ないから近所で助け合えるのは本当にいいね。これからもよろしくね。」と、Iさん。その通りだなぁと思った。

ご近所の Ishiさんのところへも銀杏を持っていく。奥さまはお留守だった。ご主人にことづける。21年ここに住んでいるが、Ishiさんのご主人とお話しするのは初めてだった。修一郎のことを

「本当のお父さん?」と聞いた。え。どういう意味だろう。

「ちがいます。」と、答えた。

「オレ80歳よ。見えんやろ。」と、Ishiさん。

びっくりした。80歳には見えない。78歳くらいに見える。

少しの間お話ししたが、ゆかいな人だった。

あれこれ仕事をする。
屋根とミラーの塗装は明日しよう。

電話が鳴った。両親からだ。
早速お芋を送ってくれたということ。早くてびっくりした。ありがたいなぁと心から感謝した。届くのが楽しみだ。

夕方、ごはんさんが帰ってきた。

裏庭の高くて広がっている木の枝をチェーンソーで切ってくれた。固い枝が ごとごと と、ごはんさんの頭や顔に当たっている。見ていられない。

私の方が あたふたしてしまったが、全然平気で切っている。

いい塩梅に切り落としてくれて裏庭がすっきりきれいになった。

これで、きゅうりさんご家族も ほっとしてくれるだろう。

クローバー畑に運ぼうと手に取った枝が鹿の角にそっくりだった。

「ねぇねぇ、この枝、鹿の角そっくりだね。」と、私。

「ほんと。形といい質感といいそっくり!」と、ごはんさん。

「この前 もみの木切ってくれたし、クリスマスにぴったりだね。」と、私。

頭に枝を 2本立てて持ち、鹿の真似をしてみた。
ごはんさんが写真を撮ってくれた。

クローバー畑に置いてある もみの木の枝の近くに、鹿の角そっくりの木を立てて置いた。満足。

それから今度は、先日ごはんさんが用意してくれたイルミネーションライトを飾ることにする。ふたりで せっせと飾りつける。

ミニりんごの木に青く光るイルミネーション。
そのまわりを、ぐるりと きのこのイルミネーションが彩る。

そして、背後にどっさり置いてある もみの木や杉の木の枝には、カラフルなイルミネーション。
とても素敵。ファンタジックだ。

ご近所のUさんがイルミネーションを楽しみにしてくれていた。喜んでくれるだろう。

ごはんさんとお買い物に行く。
道中、びっくりする話をいろいろ聞いた。
初めて聞くことばかり。新鮮でおもしろかった。

一番星が きらりと輝いていた。

家に帰り着く。
ホットミルクを飲む。

夜、庭に出る。
夜空には輝く星たち。
地上には輝くイルミネーション。どちらもきれい。

夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

これから眠くなるまで絵本の作画をしよう。

今日もいい一日だった。

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