宝物がひとつ増えた
8月16日(水)のこと。
目覚めると今日もカカオは足元で びろーんと伸びて寝ている。
ウーちゃんにエサをあげて水を換える。修一郎のおやつにクロッカンを焼く。ローストして粗く砕いたピーカンナッツが香ばしい。焼きながら明日のシナモンロールの仕込みをする。
ネパールのクリシュナさんからメッセージが届く。写真が添付されている。雨季休みが終わり学校が始まったそうだ。メチャくん絵本のネパール語版を子供たちに渡したということ。クリシュナさんは教育者でありメチャくん絵本の翻訳者だ。
うれしそうな子供たちの写真を見て顔がほころぶ。
絵本のラフを描いてゆく。
夕方、近くに住んでいる友人KUさんと娘さんのKOさん、お孫さんの4歳になるMちゃんが遊びにきてくれる。Mちゃんがメチャくん絵本を気にいってくれているらしい。玄関に置いてあるメチャくんの絵を見て可愛らしい声で「メチャくん!」と言ってくれてうれしくなる。
そして、Mちゃんが描いてくれたウーちゃんの絵と笑顔の絵、「”きみのこととってもすきさ” がすきです。」とMちゃんの言葉をKOさんが代筆してくれたお手紙を渡してくれた。本当にうれしくなる。宝物がひとつ増えた。
”きみのこととってもすきさ” というのは私が作画した絵本のタイトルだ。
ウーちゃんを紹介する。最初ちょっと人見知りしているのか動かなかったけれど、徐々に動き出してガラス越しに動かすKUさんの指のあとを追って泳ぐようになる。
みんなが帰ったあと、庭仕事に出る。ごはんさんがメダカにエサをあげていた。昨日ニスを塗った植木鉢を見せた。
「よく塗れてますね。ここも塗りました?」
と言いながら、鉢をくれるときに ごはんさんが開けてくれた水抜き穴の断面をなぞった。
「あ、忘れてた。」と私。
「ここ、一番水に弱いところだから重ね塗りした方がいいですよ。」
と言ってくれた。
修一郎が起きてこないので先に夕食を食べる。しばらくすると起きてきたので修一郎が食べている間、食卓に座ってホットミルクを飲む。
夜、庭に出る。今日も星がきれいだ。クローバー畑にビーチベッドを置いて心ゆくまで星を見れるようにしようかなと思った。
中に入ろうとしたとき、玄関の軒先に置いてある多肉植物の "野ばらの精" に目をやった。ここ数日元気がなくて気になっている。夜12時半で眠かったけど、玄関の明かりをつけて多肉植物用の土を上に足す。なんかちがう気がする。どうして元気がないのか見当がつかない。明日ごはんさんに見てもらおうと思った。
カカオは遊びに出たままだ。
今日もいい一日だった。
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