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紙からキャンバスへ

7月11日(木)
朝、ぱちりと目が覚める。小鳥の歌声に耳を澄ませる。朝から うっとり。
むくりと起き上がる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
曇り空が夢の中みたいな色をしている。

カカオが洗面所で眠っていた。家の中でいちばん暑い場所のうちのひとつ。エアコンが効いた部屋は寒すぎるようだ。友人Wのニャンコもそうらしい。

うーんと伸びをしてカカオがついてきた。ご飯をあげる。

ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
ウーちゃんが水槽の壁越しに じっとこちらを見ている。顔を近づけるとウーちゃんも壁に顔を押し付けてくる。可愛い可愛い可愛い!ぶちゅ。

ルーちゃんを上からのぞく。ルーちゃんもこちらを見上げている。手を伸ばしてくる。可愛い可愛い可愛い!今日も水槽に頭を突っ込みたくなる。

食事の支度をする。修一郎の分はお弁当仕立てにしておく。
ココナッツメレンゲを焼く。

仕事をする。

来日しているネパールのクリシュナさんからメッセージが来た。
ネパールでの仕事がたくさん入ってきて早めに帰国することになったらしい。日程が合わなかったので残念ながらまた次の機会に会うことにする。

クリシュナさんは教育者であり詩人でありメチャくん絵本の翻訳家でもある。
すごくおいしいものを食べると顔つきが変わったり ぶるぶるっとふるえる。
本が大好きでいろいろなことに関心を寄せている。
お家の食卓には川で拾った大きな化石がたくさん並んでいた。クリシュナさんの宝物のようだった。

夕方、ごはんさんとお買い物に行こうと玄関の戸を開けると、虫取り網を持った ごはんさんがいた。夏休みの子どものようだ。

駐車場に伸びてきているクローバーを、元々駐車スペースだったところまでめくって境目にブロックを置こう。と言ってくれた。

お買い物に しゅっぱーつ!
バタバタと雨が降ってきた。お店の駐車場では傘を持たずに走ることにする。

今日は修一郎にコーヒーを頼まれていた。
ドトールのコーヒーがお気に入りだったのだが、これからジョージアにしてほしいということ。ときどき ぱたっと好みが変わる。

家に帰り着くと修一郎は寝ていた。

クリームチーズに はちみつを少し乗せて食べる。おいしい〜。

注文分の絵のラフが出来上がった。すごく可愛い。このラフを元にしてキャンバスにアクリル絵の具で描いてゆく。ヘッダー画像のラフは関係ない。数年前に依頼された絵のラフだ。

その前に一旦手を止めてカレンダーの絵に取りかかる。それが完了したらキャンバスに描いてゆこう。

夜、庭に出る。
雨がじゃんじゃん降っている。何層にもなった雨の音。耳を傾ける。おもしろい。いなくなっていたナメクジたちがゾロゾロ現れている。いままでどこにいたんだろう?夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオは出かけている。

今日もいい一日だった。

ヘッダー画像の最初の鉛筆スケッチ
ささっとイメージを描く
色のイメージを色鉛筆で描く
キャンバスにアクリル絵の具で描く

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