TUGUMIについて(読了)

今日はノートの最初がご自由にお書きください、だった!😤
なんか適当になってる\\\٩(๑`^´๑)۶////てのはどうでもよくて・・

TUGUMI、昨日読み終えた。本当はほやほやのまま書くのがいいんだろうけど、昨日書けなかったので今日書く。

って言っても、多分意味わかんない文章になるのは必須だから自分用くらいで残しておこう。

TUGUMI、不思議な話だった。
つぐみの病弱さと、彼女の強さの対比が興味深く、読者をぐいぐい引き込んだと思う。
この話の自分が面白かったと思える点はいくつかある。
まず、つぐみの主人公感がすごい。もちろんタイトルも名前だし、先入観があるにしろ、つぐみが語るパートはないのにとにかくつぐみ中心で回ってた。
実際、まりあが東京に住みはじめた時なんかのパートもあったけど、言い方変だけどそん時もつぐみは部屋のどっかにいたと思う。(実際にはもちろんそんな描写はなかったけどな。)
でもそれくらいつぐみがとにかく強い、強すぎる。

あとは、まりあとつぐみ、陽子ちゃんの三人姉妹のような関係性がキラキラしていて超まぶしい。これには、恭一も入りっこないね。
幼い頃からの三人の関係性が出来上がっていて、テンポがいいっていうとなんか違うかな、でも阿吽の呼吸というか、全てがぴたっとペタっとはまっているような、そんな感覚。だから会話しててもハラハラしないっていうか。
うまく説明できんけど、関係性のバランスがわかって、結局それが仲がいいとかって形容されることなのかもしれない。

あと海!これは、象徴的だったこの話の中で。
海は本当に不思議だよなぁ。力がとにかくあって、それでいて静かで全てを吸収する。人間なんてひとたまりもない。いろんな全てをアブソーブする。
この話の中でいかに海と近い場所でこの話が展開されているのか、読者は無視できないし、それを疑うことはできない。
そうさせる吉本ばななはすごいよなぁ〜

ひと夏の話なはずなのに、読んだあとはなんか考えさせられるというか、生きた今までを思い起こされるというか、それこそ海のようなとてつもなく広がっていくものを連想させられるようなそんな不思議な物語。

本当不思議だなぁ・・・
やっぱこれだけのものを小説にできるのはすごいんだな。

吉本ばななの本、他にも読むぞ〜

楽しみ!


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