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【こころ・ゆたかに】プロローグ

「自分が呼吸できないと、相手を助けることは出来ない。だから、まず自分のいのちを守りなさい。」


飛行機に乗ったときに目にする、緊急時、酸素マスクをつける手順のアナウンス。

子どもがいる場合は、

「まず自分の酸素マスクをつけてから、自分の子どもの分を付けてあげましょう」とアナウンスされます。

私は、ずっとこのアナウンスに違和感をもっていました。

「まず、自分より子どもでしょ!」


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人に関わる仕事、特にいのちに向き合う医療現場や福祉・教育などのお仕事をしている人にとって、「自分の身を削ってでも相手のために働く」ことが、しばし「美徳」とされる文化があります。

そのため、特に医療現場で働く人は、「燃え尽き症候群:バーンアウト」による離職が多いこともいろんな研究で明らかになっています。

私は、今の仕事に就くために、大学院で勉強していたとき、資格を取得するための専門的な知識と同じくらい「セルフケア」の大切さを徹底的に学びました。

その時に、先生から言われた言葉が、

「自分が呼吸できないと、相手を助けることは出来ない。だから、まず自分のいのちを守りなさい。」

でした。

先生は、飛行機の機内アナウンスを例に挙げて、

「だから、飛行機では、自分の酸素マスクを確保してから、子どもの分を確保してください、ってアナウンスされるでしょ。自分の分が確保できないまま、子どもの分も確保できなければ、あなたもこどもも両方生きられなくなるでしょう。」


「空っぽのコップからは何も注げないから、いつもあなたの心の中のコップを満たしておくことが大切なのよ。」

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🌸セルフケア🌸

自分の心を豊かにすることは、医療者だけではなく、人に関わる仕事に就くひとだけではなく、社会の中で生きているどんな人にもとっても大切なことなのだと思います。

セルフケアというと、

高いお金を払ってエステに行ったり、

海外旅行に行ったり,,,,

とイメージする人もいると思いますが、

私は、

💝身近にあるもの

💝簡単にできること

💝ちょっと幸せを感じられること

💝無理せず続けられること

で「ちょっと満たされた気持ち」になれることで

自分のコップを空っぽにしないように心がけています。

(常に満タンにしておくのは難しいので、あくまでも空っぽにしないように...)

コロナ禍で人に会うことが難しくなり、これまでの趣味があまりできなくなってしまった今、

出来ないことに目を向けるのではなくて、

「だからこそできること」に目を向けて、

今だからできる、「ちょっとした幸せ」を少しずつ紹介していきます。

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読んでくださった皆様の心にパワーが溢れますように。

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