今回は、改めて日本の皇祖神とされている天照大神について考えていきたいと思います。
RAPT理論では、天照大神とはアシュタロト(アスタルト)であることが解明されています。
「天照大神」と「スサノオ」の正体。またはルシファーの正体。彼らこそが悪魔の三位一体です。
アスタルトは、ビュブロスで崇拝されていたとのことです。
ビュブロス(ビブロス)とは現在のレバノンの都市であり、フェニキア人の発祥の地であると言われています。
アスタルトとは、フェニキア人に崇拝されていた神であるのです。
ではフェニキア人とは、どんな人々でしょうか。
古代フェニキア人が「帝王紫」と呼ばれる「貝紫染め」の技術を持っていたこと、弥生時代の吉野ヶ里遺跡に加えて、縄文時代の日本にも「貝紫染め」の染色技術があった可能性が高いことが分かりました。この歴史の繋がりには驚きを感じます。
さらに驚くことは、貝紫染めに必要な染料が15グラムとすると、必要な貝の個数が1500〜15000個にもなるくらいに希少価値の高いもので、根気の必要な染色方法だということです。
貝紫染め
フェニキア人は、このように貴重で根気の必要な貝紫染めの染色方法を公開することなく、独占していたようです。
この希少性の高い貝紫の染色技術が、特定の一部の人々に独占されていたことを考えると、貝紫染めの伝播を見ればその技術を持っていた民族の移動がそのままの形で現れるのではないかと考えました。
現代日本では三重県志摩の海女さんが、魔除けのために貝紫染めでセーマンドーマンを描き、身に付けていたそうです。
三重県の志摩と言えば伊勢志摩と呼ばれ、天照大神が祀られている伊勢神宮のある地域になります。
そしてメキシコのマヤ人の「ウィピル」という民族衣装にも、貝紫染めが使用されています。マヤ文明の始まりは、紀元前2000年頃です。
貝紫染めの伝播を時系列で考えると、縄文時代→マヤ文明→フェニキア人→弥生吉野ヶ里遺跡→現代のマヤ人・志摩の海女さんへと、一万年以上前から現代まで、貝紫染めが特定の民族の間で伝承されて来たことが分かります。
今回注目すべき点は、佐賀県にある弥生時代の吉野ヶ里遺跡から、「貝紫染め」の布が出土しているという点です。
吉野ヶ里遺跡は、徐福の拠点だったということです。
貝紫染めは「王者の紫」と呼ばれ、希少価値が高く染色方法が秘められていたため、特定の一族のみが保有していた染色技術でした。
さらにフェニキアの「キ」が、和歌山県である紀州の「キ」であるという説があるようです。
そして和歌山県の新宮市には、徐福の墓とされている所があります。
フェニキアの「キ」とされる紀州和歌山県が、徐福とゆかりの深い地であることが分かります。
さらに、フェニキア人による植民都市があった地中海のキティラ島では、貝紫染めに使用される巻貝が産出され、アスタルテー信仰と関連するアプロディーテーの神殿があるというのです。
これらのことから、徐福はフェニキア人と呼ばれた人々と繋がっている可能性が考えられます。
そのフェニキア人が崇拝していたのが、アスタルテ(アスタルト)である天照大神だということになります。
そしてフェニキアにおいてアスタルテとは、世界の真の統治者である女神として崇拝されていたということです。
そのためフェニキア人と繋がっていると考えられる徐福は、天照大神であるアスタルテという女神を崇拝していた可能性が高い、と考えられるのです。
徐福とは、火明(ホアカリ)であり饒速日(ニギハヤヒ)であるとされています。
彦火明命(ホアカリ)を主祭神として祀っているのが、京都府宮津市にある籠神社(このじんじゃ)です。
籠神社とは元伊勢であり、主祭神は彦火明命(ホアカリ)で別名を天照国照彦火明命といい、籠神社奥宮の眞名井神社の祭神は、豊受大神です。
伊勢神宮の内宮の祭神は天照大神で、伊勢神宮の外宮の祭神は、豊受大神です。
ここで注目すべき点は、彦火明命の別名が天照国照彦火明命であるとのことで、天照大神とほぼ同じ神名であることです。
籠神社と伊勢神宮の祭神とは、互換性があるように見えます。
そうなると伊勢神宮に祀られている天照大神を、彦火明命である徐福と入れ替えることが可能です。
このように徐福と天照大神とを置き換えることができるのは、天照大神という神が、徐福と繋がるフェニキア人が崇拝するアスタルテ(アスタルト)に相当するからだと考えられるのです。
以上のことによって、日本という国の皇祖神とされている天照大神が、徐福という人物と互換性があるという可能性が導き出されました。
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