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 夏もハーフタイムかな?

 暑いですね。こればかりの挨拶が連発している日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私といえば先週に流行り病になり、今は回復していますが三日間ほど『疾患ありますし、入院ですね。」とか『入院しましょう。』とか不安になる話でドキドキしていましたが、おかげさまで熱も下がりほぼ通常運転となってます。

 さて本日の本題はこの前めちゃくちゃデリカシーのない話を耳にして皆様の意見を聞いてみたいなーと。
 この前鳥○族で焼き鳥食べていたら、隣の席から

 A『料理やってるから、動物56してもなんも感じないん無いんだよね?確かインコ飼ってたじゃん?食べる為に育てていんの?』ニヤニヤ

 B『そんなわけ無いじゃん。可哀想だと思ってるし。鳥も飼ってるけど食べたりするわけ無いでしょ。』イライラ

 A『何お怒ってんの?冗談だろ。ムキになんなよ大人気ない。馬鹿じゃねーの』

 B『もうやめよ。この会話。後もうこんな揶揄うような話してほしく無いから。』

 A『は?何?言われ慣れてるだろ?こんな事。』

 B『やめよって言ったじゃない。本当に嫌な気持ちになったから帰るね』

 A『つまんねー事でキレんなよ。大人気ないな。』

 B『大人気無くていい。帰る。これ私の分』 

 コレ皆様どう思います?ご飯絶対美味しくないですよね。
 勿論、僕は鳥も、豚も、魚も捌きます。無感情でやっている訳ではありません。命を頂いていると思ってますし、料理人であれば『命を頂いてる』という気持ちは若い時にシェフや先輩から教わっていると思います。(ちなみに僕はホテル時代には教わる事は無く街場先輩から教わりました。)メンタルティーチングはその時代その時代で異なるとは思いますが『命を頂いている』という事は大切だと思っています。そう思えないのであれば僕たちの職業は『料理人』ではなくただの『作業員』もしくは『サイコパス』なだけだと思うのです。上記の会話のAの方は自分の家族が亡くなったら『どうやって食べよう』って考えるのでしょうか?人の痛みが分からない人間に、料理を作っている僕たちの職業は軽視されなくてはいけないのでしょうか?
 昔僕も友達に冗談で言われた事があります。しっかり『ぶん殴られたいの?言われていい気する訳ないだろ。洒落じゃすまさんよ。その言い草だし喧嘩買ってんの?もう二度とすんな』と言いました。勿論わきまえてくれて、二度としません。
 どんな職業の方にも尊敬の気持ちを持って接していきたいですね。自分も勘違いを起こさないよう、地に足をつけていきたいと思います。

 以下くだらない話です。思い出しながら書いているので時間のズレがあると思います。登場人物も実名ではありません

 ひどく暑かった中3の夏

 『あじーなー』今日も灼熱(とは言っても当時の富山の夏は28℃とかです)
 そろそろ高校決めなきゃな〜なんか母ちゃんが家庭教師に月2万も払うから頑張ってて言ってたな。まあ頑張ろかな。なんとなく。
 家庭教師がきた。金髪のツーブロック.....え?まじこの人勉強出来るの?聞いたら富山医科薬科大学の医学部。2浪して入ったそーな。医学部ってめちゃくちゃ頭良いんだろうからきっとすごい?最初に言われたのは

『何で大学行きたいの?やりたいこととかあるの?』

 うーん。何もない。いや本当に。何もない。黙ってると

『じゃあ欲しいものある?』

ある。

『お金かな?』

『何で?』

『車好きなの乗りたいし、時計はロレックスしたい。バイクはYAMAHAのRZ乗りたい。一人暮らしもしたいし、アメリカの家具も欲しい。ヴィンテージジーンズに、レッドウイングのブーツ履きたい。ヴァンソンの革ジャン欲しい。グレッチのギター欲しい。ケンウッドのコンポにCDも沢山欲しいのがある……………』

『ふーんそれって全部買ったらいくらぐらいするの?計算したことある?』

『え?』

『だって欲しいんでしょ?なのに計算しないの?分かんないといくらい溜なきゃか分かんないじゃん。あのね勉強って欲しい物を得る時に使うの。だから馬鹿は欲しい物手に入れることがむずかしいの。いくらかかってそのお金を得る為にどうしなきゃいけないかを考えれないなんて、めちゃくちゃ遠回りじゃない?』

『馬鹿でした。』

『そーそーちゃんと馬鹿を一回認めてね。それ大事だから。心からそう思うと伸びるよ。』

イラッとした。なんだよおめーだって所詮地方の医学部だろ?偉そーにしあがって。頭きたので

『先生は偏差値幾つなんですか?2年も浪人して他はどこ受かったんですか?』

『おっ なかなか馬鹿認めないタイプ?えとね先生は現役の時は大学行かずに親が電気屋だったから、そのまま長男だから親の会社に入った訳。やりながら経営学べって言われて。でもつまんないのよ給料のいいけど。そん時付き合ってた彼女が浮気してさ、その男医大生だったのよ。そんで開き直られて捨て台詞に医大生の方が未来あるって言われてね。その間男ボコボコにしたんだけど、結局なんかこんなことしても人間のスペック勝てんな。ってなった訳。そんでマジで一日中ずっと勉強してそいつよりいい医学部入ったるわってなって。一浪めは東京と仙台と千葉の大学の医学部受けて、小論文と英語だけの慶應の経済受けたら、慶應しか受かんなくて。まあ医学部受ける奴ってみんな慶應の経済受けんだよね。まず自分のライン見る為に。そんで次の年東京の医学部幾つかと、また慶應経済。そんで今回最後だぞって父親に言われてたから、絶対受かりそうな島根と富山も受けることにした訳。そんで結局また慶應経済と富山、島根しかダメで富山チョイスした感じ、スキーもできるし海もあるから。飯も美味そうだし。だから慶應経済なら68とか今んとこなら65ぐらいじゃないそんで君は49ね。別に勉強できてもえらい訳じゃないけど仕事の選択幅は広がるよね』

慶應はすごく偏差値高くて、頭がいい事はわかる。なんなら親父は東京農大だけど国立なだけで慶應の方がいいみたいだ。
大学の偏差値チャート見てわかった

『じゃあどこ行けば、給料のいい会社に入れるの?』

『え?やりたい事より収入なの?雇われての生涯年収なら財閥系じゃないかな。例えば三菱重工とか。』

『ふーんそこ入ったら自慢出来るし、モテるし、給料いいんだよね?じゃあどの大学行けばは入れるの?』

『まあ今の時代はちゃんと学歴社会だからそれこそ慶應経済とかじゃないかな。未来は知らないよドラえもんじゃ無いし。それこそ小論文と英語完璧にやればいいし。』

『じゃあ慶應行く』

『は?そんな簡単じゃ無いよ。僕クオーターだから英語できるけど、そもそも君一番英語の点数悪いじゃん。』

『だって英語面白く無いじゃん。どうせずっと日本から出ないし』

『あーよかった。ビックリしたよ慶應なんて行きたいとか言われたら真面目に教えなきゃじゃん。あのね行きますとかで行けることってあんま無い訳。さっきの買いたいけど値段わかんないみたいな話で逆算いるんだよ。君さぁちゃんと野心あるふりとかやめてよね〜』

 そうだよね。なんとなく親に言われてやってる勉強で経済学部のトップ所に入れるほど世の中甘くは無い。それは知っている。なんせやりたいこと見つけなきゃなぁ。確かに逆算しないと欲しい物手に入れられんし。成績悪いと母ちゃんが親父に小言言われるの可哀想だからとりあえずちょいやろ。しっかし面白く無いな勉強って。何でこんなことやるんだろ?現代文と数学と英語だけで良くない?そもそもあとはひたすら暗記じゃん。勉強=暗記なんて馬鹿げてない。
 こんなもんに大人達は何価値を感じてるんだろ。はあ

 馬鹿日本代表のエースは言い訳がましく、文句たらたらで受験に向かうのでした。
 次回は中学卒業です。


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