アンテナを張って生きる
ブログをはじめたころ、家にあったものや利用したサービスをすべてレビュー記事にした。
ネタ探しに困らず、それが一番カンタンだったからだ。
何十件も重ねていくことで「何が興味を持たれて何がニッチなのか」読者の需要をつかむことができたし、「どういう書き方をすれば相手にとって参考になるのか」と勉強することができた。
だけど、大体のものをレビューし終えると、書くことがなくなった……。
ネタの在庫切れだ。
当たり前だが、何かしらの情報をインプットしないとアウトプットできない。ネタは待っていてもやってこないのだ。
この頃から、私はWebライターとして活動をはじめた。
Webライターは、クライアントから何かしらのお題を与えられる。クライアントのやりたいことを実現させるために頭を使う。
これは私にとってはありがたかった。リサーチするのも苦ではないし、知らないことを知っていくのは楽しい。
しかし、私は知っている。
フリーランスのライターは自分からネタを探し書いていることを。自分の書きたいことを書いているライターの生き生きとした文章を。
なにかを書くには、インプットが必要だ。
インプットするには、本や体験から情報を得るのがいいんだろうか。
では、どんな情報を得ればいいのだろう?
人は簡単に「気になること」「好きなこと」というが、日々ぼーっと過ごしている人間にとって「気になることなんてない」というのが本音。
自分の「気になること」がわかる人はそもそもこんなインプットに悩まない。
だから、まず、私はアンテナを立てようと思った。
好き嫌いは一旦置いて、日常でできることからコツコツと。
世の中にどんな情報があるのかを把握する
目につくワードや知らないワードをメモする
いつもと同じ日常を違う角度から見てみる
そんな些細なことの積み重ねがきっと何かの役に立つと信じて。
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