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“フランセスキ”は違う


三年前から”フランキンセンス“を嗅いでいる。
アロマ精油の中でも“お高い”方のものである。アロマが流行りだしたのは30年前だろうか、スピルチュアルからの走りだったと思う。ここ最近は、たまに病院でもゆらゆらしたおっ洒落なアロマ空気清浄機みたいなものを見かける。私は迷わずその近くに座る。“アロマ”の説明が親切にあると色々とリピーターになりたくなる。私が常用しているのは”フランキンセンス”とユーカリ。2つはこの三年、欠かした事はない。大概(たいがい)はAmazonや楽天で買っている。ちゃんとお店の説明も評価も確認した上で『本物』を買っている。と思っていた。一年間、切れたら買い足し、嗅ぎ続けていた”フランキンセンス”をまた買い足そうとした。いつものショップで”売り切れ”だった。それよりショップ自体も何だか停止している様だった。直近の“購入者の評価”を読んだら、外国人の書き込みもご丁寧に翻訳されていた。「なんてヒドイ匂い、こんなの“フランキンセンス”じゃない」愕然とした。私はこの“フランキンセンス”しか知らない。確かに嗅ぎ始めた時に、“ん?”と思った。しかし、初めての“フランキンセンス”なので私にとってはこれが“フランキンセンス”だった。少し傷心しながら初めて買った時と同じ様に、改めてちゃんとネットのショップを評価と広告を検討して探した。そして、今度こそ『本物のフランキンセンス』を購入した(たぶん)。最初の頃の“フランキンセンス”とは確かに違う“香り”がした。「これがフランキンセンス…。」知らずに一年間嗅ぎ続けた“”あの香り“”が最初は恋しかった。その度にあのコメントが脳裏をよぎった。色々な物や事には評価がありランクがある。アロマも同じである。たぶん、私が最初に嗅いでいた”フランキンセンス“はランクが低い物だったのかもしれない。”今の”フランキンセンスは最初から“スッ”と嗅げた。この違いなんだと思う。『上等』を知ってしまったのかもしれない。そう、私は多分『上等』を「知ってしてしまった」のである。ユーカリだって何回も買っているが、ショップによって違う。何かを選ぶ時に、沢山の情報の中から”情報”を選ぶのは“自分”。“自分の経験”を頼りにする。近くに“精通した人”がいたら尋ねる。いくら注意深く『選択』しても、違っていることがある。結局たぶん、自分の『選択』は自分の『希望』なのだと思う。三年愛用している“フランキンセンス”を未だに“フランセスキ”と書いていた。一個一個修正した。私はこの名前をたぶん覚えない。これくらいの距離がいい。あまり、ガッツリすると『楽しくない』。いつか『極上』の”フランキンセンス”に出逢うことを楽しみに生きる。『いつか』でいい。

↑冒頭写真は最近焼いた“カップケーキ”。もちろん“バナナ”入りです。最近はこのためにバナナを買っています。(20210521のつぶやき

…自己満足😃❤️。

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