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本当に美しいものを求めて


私はたぶんずっと、「本当に美しいもの」を探して生きてきたと思うんです。


悪意や蔑み、嘲笑にまみれた世で、純粋に人を信じたり真摯に取り組んだりする人間の方がバカを見る。

誠実に相手を思うその瞬間にも、その相手は平気でその気持ちを裏切る。

快楽や損得でのみ動く人間たちに、一途さも真面目さも努力も全て泥くさくてダサいと一蹴される。


現実世界は疲れるから、尊くて綺麗なものを見たくて、夢を与えるアイドルたちのステージに魅せられるようになったけれど、それでもそこにいる彼らも等しく人間で、時々あまりにそれを感じることが起きると勝手にがっかりしたりもしました(本当はこちらがそんな風に感じる権利はないんだろうから本当に勝手にですが)。

いつまでも純粋な自分がアホなんかなぁ。
真面目ちゃんだから、と笑ってきた同級生たちが、やっぱり正しかったのかなぁ。
私は昔から全然変わっていない。
本当に綺麗なものなんて人の世にはないのに、いつまでも自分が子どもっぽすぎるんだろうと思い始めていた。


でも、SHINeeに出会えて、チェミノという人間に出会えて、私の「本当に美しいもの」を探す旅は終わりました。


これまでの何も、それじゃなかったというわけでもないです。今も並行して応援している人たちはいますし、彼らもとても素敵です。


でも、SHINeeは、
魂なんでしょうか、そのレベルで求めていた人たちだったんだな、という気がしています。


SHINeeの音楽を聴いていると(特に現場で実際に歌唱を目の当たりにすると)、5人の生き方が、人生が、全て在るように思えて。


(私は本当に最近ファンになったので何も知らないような人間なので烏滸がましいのですが)感動も、苦しみも、愛も、必死さも、悩みも、喜びも、等身大の彼らの生きてきた時間を感じます。

でも、そのどれもがひたすらに、
真っ直ぐで美しい。


そう、美しいです。



(彼らは日本語も話してくれるので、実際に言葉として彼らの美しい人間性に触れることも許されて本当にありがたいですが)音楽は言葉を超越するんだな、と初めて彼らの韓国でのLIVE(コロナ禍の2021のBeyond liveです)を見て思いました。


どれだけ真剣に、真っ直ぐに生きてきた人たちなのか。ステージを見たらもう何の説明もいらないくらい(といっても、何もリアルタイムで知らない私が言えることではないですが本当にそれくらいという比喩です)。


いつの間にか私は、自分自身も純粋であることを忌み嫌うようになってしまって、美しい心なんて求めずいい加減大人になろう、と思うようになっていました。


適度に人を、世の中を諦めて、正しく常に何かを疑って、年相応の人間になろう、と思い始めていました。


だけど、SHINeeの音楽と5人の生き方に出会って、心の底から「この世界は美しいな」って思えました。
「真っ直ぐ生きることは美しいな」と感じました。




初めて生で見た公演は、グループ公演じゃなくて、2年前のミノくんのペンミでした。



一目惚れした人に会える……!!!というワクワクで行ったのですが、その人間性の美しさに、1週間泣き続けました。


輝きに満ちた希望と、思いやりの灯火でできている人だった。


元気いっぱいで、チャーミングで、優しくて、少しも飾ったところがなくて、奇跡を目の当たりにしてると思いました。


ご尊顔のことを一旦置いておくためにあえてこんな表現をしますが、「こんなに美しい魂に触れられて幸せ」というような。


そして今日、また同じ横浜の地でミノくんのファンコンがあり。



ミノくんの存在に触れると、不思議と「みんな一つ」のような感覚になります。

みんながこうして笑顔で、幸せでいられたらいいな、という祈りのような気持ちがわいてくる。



SHINeeに出会えて、チェミノという人間に出会えて、私は私を取り戻したように思います。



何にさらされても、自分の信じる希望や祈りを、いつまでも持ち続けられると思う。


みんな思っていると思うけれど、私もこの言葉で締めさせてください。


SHINeeの存在が私の希望です。

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