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ワンマイルウェアを導入して1年が経った

 職場で「週の3/2〜半分はテレワークをしなさい」とおふれがでてから、早1年が経った。服装的にも1回り季節が巡ったことになる。元々服を減らしたいと考えていたが、ワンマイルウェアを定義したことで服の管理が楽になったので、少し記録しておきたい。

 私は何度か転職をしているが、どこも「スーツまたはそれに準ずる服装」くらいの企業であった。そのため、私は、「リクルートようなスーツではないけれど、スーツの方と並んでもそこまで引けを取らない服装」を目指していた。そして、普段着も美人百花のような感じだったので私服と仕事着の境目がほとんどなく、仕事内容に合わせて華やかさを調整するような感じだった。

 具体的には、仕事ではジャケット+ブラウス+スカートで、プライベートではカーディガン+ブラウス+スカート。スカートは仕事にもプライベートにも使えるアイテムを選んでいた。スポーティーとかカジュアルとかは私のレパートリーになかったし、靴もパンプスの他には運動会用のスニーカー1足しか持っていなかった。

 こんなワードローブ生活を10年以上疑問を持たずに続けていたのに、在宅勤務が始まってすぐにこの生活は厳しいと思うようになった。保育園の送迎だけのために、美人百花になるのが正直面倒すぎた。今までは休日に出かけるなら美人百花になり、出掛けないと決めたら部屋着(GUのワンピースを部屋着兼割烹着的な扱いにしている。)で1日過ごしていて問題はなかったのだが、20分程度の送迎のためにストッキングを履くのが面倒だった。

 そこで、思い切って|仕事〜外出着|部屋着|夜間着|の3種類から、|仕事着〜外出着|ワンマイルウェア|部屋着|夜間着|の4種類にすることにした。ワンマイルウェアと言っても、住んでいる場所付近にはオフィスもあるので、そこまでゆるゆるの服装ではない。UNIQLOとGUでミモレ丈のスカートと綺麗目シルエットのカットソーを選んだ。週2〜3回の在宅勤務なので、洗濯サイクルも考えて2パターン準備した。

 ワンマイルウェアのスカート丈的に、ストッキングを履く必要がない。靴下やサンダルで出かけられるようになった。汚れても気にならない価格帯と素材を選んだのもあってか、想像以上に便利で、近所のスーパーや公園にもこれを着ていくようになった。すると自分の中で、可愛い(美人百花的な)服を着ていきたいシチュエーションとワンマイルウェアで十分なシチュエーションの分類ができるようになってきたのだ。

 そうしていくうちに、考え方が変わってきた。仕事の日に無理に中途半端に可愛い服装を織り交ぜなくても良い気がしてきた。これまでの間、「これは仕事にもプライベートでも着れるかな??」みたいなものを選んで、帯に短し襷に長し状態だったことにやっと気がついた。そこで、「仕事では若干カジュアルに思われるけど、プライベートで着るには微妙にかっちりしすぎの中途半端な服」を処分した。

 現在のクローゼットの中身は、|スーツ|とっておきの可愛い服|ワンマイルウェア|(部屋着|夜間着)になった。各ジャンルで2〜4着ずつ揃えてある。ブラウスやカットソーなど分類にまたがるものもあるが、その日の予定でどのジャンルを着るか決まるので、服装に迷うことが減ったし、服自体の枚数も減り、管理がしやすくなったと思う。

 1台で何役もこなすアイテムは確かに便利だが、私の場合、服に関しては1着1役で十分だったようだ。


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