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ギリシア神話の世界を晴れ上がらせてみた。

ギリシア神話のエピソードは、星座の話や外国語の語源、西洋絵画のモチーフとしてふれあうことがあります。同じ人(神)があちこちででてきたりしたとき、神様の活躍の時系列や神様間の関係はよくわからないので、ギリシア神話の全体像をつかんで、そのあたりをうめてみようかとおもいたちました。

ギリシア神話には、これれまで何度か取り組もうとしましたが、たくさんの神様が出てきたところで挫折しました。
神様を系統だてて分類することができることがわかりました。
よくわからなくなる要因に、同じ名前の異なった神様が出てくることがあること、いくつかの神様が混同して認識されることがあること。
同じところを担当する神様がたくさんいること。

神様が人を作ったわけでもなく、人と神は共存していて、神様と人が交わった子孫もいるしそうでない人もいるみたいです。必ずしも、神様の子孫というわけではないこと。奴隷ってどんな感じなんだろうと思ったりしました。

ではいよいよ本日の本題に入っていきましょう。
神様の世界では、自然を構成する神様と
神様の社会を構成した神様(ティタン一族 オリンポス12神)の、2グループがあるようです。
ただ、社会を構成する神様も、自然を管理する性質があるのでそこらあたりが混乱をきたすものになっているようだ。
ここをおさえると少し話が分かりやすくなりそうです。
第2のグループのまとめはよく見かけますので第1のグループのまとめから目をつけていきましょう。


第2のグループの神様は擬人化されていて、ほぼ人と同じようにとらえていいですが、第1のグループでは神は概念、実物そのもの(の神格化)やそれを支配している擬人化されたもの、擬動物化されたもの

ではさっそく始めましょう。
カオス(混沌)のなかにガイア(大地)が生じた。
タルタロス(冥界)とエロース(愛)は生じたのか?
エレボス(暗黒・幽冥)男 と ニュクス(夜)女が生じた。

たとえばカオスは神ではなく神格化したもの
ガイアーポントス系 5神(主に海神)
ニュクス系
「人間の存在のありよう」についての概念の神格化が多い。ホメーロスによれば、ニュクスはゼウスにさえ恐れられ尊ばれている女神であると言われる

ガイアはポントス(海洋)とウラノス(天空)とウーレアー(山神 10)
                         を生み(単為生殖)
         ウラノスはガイアと共にティターン族へつながってゆく
    ポントスとガイアからネーレウス(海神)とドーリス
                       (ティターン族の娘)
                   からネーレーイ(デ)ス(50)
              タウマースとエーレクトラー
                 (ドーリスの姉妹ティターン族の娘)
                   からイーリス(虹)
                ハルピュイア(女面鳥身の伝説の生物)
                掠める女
                  であるアエロー(疾風)
                     オキュペテー(速く飛ぶ女)
                     ケライノー(黒い女)
                     ボルダゲー(足の速い女)
                      ゼピュロス(風の神)
                       との間に
                       クサントス(不死の馬)
                       パリオス(不死の馬)
                 
              ポルキュース(海神) トオーサ
              ケートー(海の怪物)
                グライアイ(老婆たち)三姉妹
                 ペムプレードー(意地悪な」の意)
                 エニューオー(戦闘を好む)
                 デイノー(恐ろしい)
一つの目と一つの歯を持ち、互いに共有していたが、ゴルゴーン退治のため英雄ペルセウスは「翼のあるサンダル・キビシス(ゴルゴーンの首を入れるための袋)ハーデースの兜を持つニュンペーの居場所」を尋ねるため、彼女たちの目と歯を奪い、道を示すまで返さなかった
               ゴルゴーン三姉妹(醜い女の怪物)
                ステンノー(強い女) 不死身
                エウリュアレー(広く彷徨う女)不死身
                メドゥーサ(女王)
かつては美しい娘であったが、末妹のメドゥーサがアテーナー女神の怒りを受けて怪物にされたのと相俟って、抗議した姉二人も怪物の姿にされた。
              エウリュピアー 
               ポセイドーンの支配下の副次的な海の女神である。


ニュクス からアイテール(高天の気 上空 空)エレボスの子
       へーメーラー(昼)       エレボスの子
       カローン(渡し守 男)三途の川 エレボスの子
     単為生殖
       モロス(死の定業、運命を司る神)
       ケール(女神 悪霊)
       タナトス(死)
       ヒュプノス(睡眠)
       ネオイロス(夢)
       モーモス(皮肉・非難)
       オイジュス(苦悩)
       ゲーラス(老年の神)
       ピロテース(愛欲)
       アパテー(欺瞞・不実・不正・失望)
       ネメシス(応報)
       モイライ(運命)
        クロートー(紡ぐ者)
        ラケシス(配給者 運命を割り当てるもの)
        アトロポス(不可避の者)
       ヘスペリデス(夕刻・黄昏)
       エーリー(エリス)(闘争・不和)
            ポノス(労苦)男
            レーテー(忘却)
            リーモス(飢餓)
            アルゴス(悲歎)
            ヒュスミーネー(戦闘)女神
            マケー(戦争)女神
            ポノス(殺害)男
            アンドロクタシアー(殺人)女神
            ネイコス(紛争)女神
            プセウドスたち(虚言)
            ロゴスたち(空言)
            アムピロギアー(口争)女神
            デュスノミアー(不法)女神
            アーテー(破滅)女神
            ホルコス(誓い)

ウーレーアー
 ガイアは丘に住むニムフたちに優美な社交の場となるべく 延々と続く丘陵(ウーレアー)を生み出した。
  エトナ イタリアの火山の名前だけどね
  アトス アトス山 - ギリシャ、テッサロニキの近くにある山
  ヘリコン ヘリコン山は、ギリシャ、ヴィオティア県(古代ギリシアでいうとボイオーティアのテスピアイ地方にある山 
  ニソス
  オリンポス(1,2)オリンポス山(ギリシャのテッサリア地方にある山。
  オレイオス
  パルネス
  トモーロス リューディア地方のトモーロス山

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