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おいしいものを食べる

節分ですね。

なんとなくぼんやりと「春になる境目」のタイミングなんだろうなくらいの知識しか無かったのですが、年越しくらい大きな節目のタイミングだったということを知りました。


「節分(せつぶん、せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは『季節を分ける』ことも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。太陰太陽暦(旧暦)では、立春に最も近い新月を元日とし、月(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(旧正月)と、太陽黄経を基準(節切)にした立春は、ともに新年ととらえられていた。したがって、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになる。」

つまり、

2020年12月31日(大晦日)→2021年1月1日(元日)

2021年2月2日(節分)→2021年2月3日(立春)

2021年2月11日(立春に最も近い新月の前日)→2月12日(立春に最も近い新月=旧正月)

の、どれもが年が変わるレベルの節目のようです。
どんだけ年越すんだって感じですが(笑)
気持ちを仕切り直すにはちょうど良さそうです。


節分といえば、どの地域でも恵方巻を食べるのがメジャーになりつつあるようですね。スーパーのチラシをスマホで見る習慣があるのですが、今日の広告は、どのお店も恵方巻や海鮮など具になりそうな食べ物の気合いが入った写真が載っていて、私も今夜は特別に太いお寿司を買おうかな……とも思ったのですが、思考が飛躍した結果、どうせ贅沢するなら今、一番食べたいものを食べよう。大晦日みたいなものみたいだし。という考えに至り、


さわやかのハンバーグを食べました。もはや節分も恵方巻も掠りもしていません。美味しかったです。

このお店、普段行こうと思いつつも、大人気なので店内は密になっているだろうなとか、人気で混んでいるところに1人で行って1人で大きなテーブル席に座って、大人数で来ているお客さんを待たせて食べる姿を想像して謎の罪悪感に駆られてやめるだとかを繰り返していたので、今日ならファミリーは皆、恵方巻だろう。ねらい目だろう。というのも理由でした。

今や全国的に有名になった(らしい)このハンバーグですが、俵型のまま席に運ばれてきて、焼きたてを目の前で半分に切ってもらいソースをかけてもらうという、初めての人が注文したら少しびっくりするようなショーのような流れがあります。
世の中では縁を切らないようにと縁起を担いで一本の巻き寿司が食べられているなか、目の前で思い切り半分にぶった切られたハンバーグを食べたわけですが、大晦日の年越し蕎麦には(蕎麦は他の麺類より切れやすいことから)その年の悪い縁を絶ち切って次の年の無病息災を願うという意味があるらしいので、なんか、そういう意味の方向でこじつけようかなとか思いました。美味しかったのでなんでもいいのです。


「生きているなかで時間の流れや節目を感じて、そこで気分を切り替えたり、祈ったり願ったりできるのは生き物のなかで人間だけだろう」という話を学生の時に聴いて、ずっと記憶に残っています。
この節目でもう一度、気持ちを新たにして
今夜は、今年がいい年になることを祈りたいと思います。




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