見出し画像

自分について考える

田中みな実さんのプロフェッショナル、普段見たことがない側面がたくさん見られてよかった。前半はかなり暗く、私の周りの見ていた人ほとんどが「大丈夫か。。。と思った」とか「やや鬱になった」とか私も含めて思った人多数のようでしたが、最後には彼女らしく「消耗してたまるか」とにこやかで少し安心した。きっと見終わった後の感情は、各々の年代やこれまでの人生経験・性差で思うところは違うと思う。

私は30歳が見えている20代だが、共感できて心がジクジクしてしまったが、それらは本当に彼女と見ているものが同じで同じ感情なのかは正直自信がない。

求められることが消えていく恐怖

求められることが返せない自分への恐怖

それらは日々積もり積もって、確かに正ではないが自分の仕事や生活のエネルギーになっている。常にこれでよかったのか???というのは自分に問うてしまう癖があるが、それが病的なのが田中みな実さんかなと思った。でもそれをやめてしまうと自分らしさは維持できない、それはその通りである。だからこと言ってそれを続けると苦しくて日常に押し潰されそうになる。そういったものを緩やかに抜けて人は歳をとって行くのかなぁ。とはいえそういった通過儀礼のような年代を抜けてもたまに拗らせている人もいますよね。それは嫌だなぁ。

彼女は「何度食べても飽きがこない大福になりたい」と言う。これは本当にわかる。安定したものを求められ、かつ安定したものを供給することの難しさよ。
ある程度できると、気を抜くことを覚えてしまうし、できないと辛い気持ちになるし、どっちに転んでもやはり安定している、と言えることは本当に難しい。
自戒を込めてこの一文を太字にしておきたい。

私は全部が全部ではなくていいけど、これだけは他の人に負けない安定したものを供給し続けることができる、と言えるようになりたいなぁと仕事に対して模索する日々です。できるようにはなるけど、負けない、というのは本当に難しい。何と比較するか、と言うのもまぁ難しい。

そう言ったことを考えていると、最近のウジウジした悩みがスッキリした。

自分のスッキリ感は仕事でしか生まれない、と言うことがわかったからだ。副業やサードコミュニティ的なところも面白いと思うが、私にとってあくまでも自己整理とかある種の逃避のようなところ(逃避というかバランスを取る、という言い方が正確かも)であって、結局勝負したいのは今の仕事なんだろうなぁと思う。というか今気づいた。

そう言ったところが最近よくわからなくて、少し休みの日に時間をおいて何もせずに考えてみたが、なんとなく思考整理ができたような気がする。

田中みな実さまありがとう。綺麗なところも真面目なところも全部大好きです。
願わくばあなたと同じように常に凛として優しく真面目でいられますように。

11月某日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?