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“堕落しない”って死ぬほど難しいぞ

私は堕落しないように必死になってるぞ。

仕事も少なくなって、お外にも出られなくて、「あ〜今日は1日ダラダラしちゃおっかな〜」というのがまかり通ってしまう今。

正直めちゃくちゃ怖い。

こんな生活をしていて思い出すのは大学生のころだ。

あのころの私は、モラトリアム中のモラトリアムな日々を過ごしていた。

きちんと起きなくても親に叩き起こされない朝にはじまり、いつまでも好きなことに明け暮れられる長い夜を迎える。

出ても出なくても良い1限は当たり前のようにスキップして、「サボタージュしようぜ〜」と大学前のカフェでケーキを貪り食う。

レポートはそれっぽくちゃちゃっと書いて、読もうと思っていた本は部屋の隅に積んでおいて、漫画を手に取る。

そうやってダラダラして気付けば朝だ。今日も自主休講しようってか。

ああ怖い怖い。人ってこんなにも弱っちいものなのかとあのころは絶望したものだ。

受験期は娯楽を我慢してあんなに一生懸命していたのに。いやむしろその反動なのか?そうなのか?

そんな大学時代の「ダラダラな日々」が蘇ってくる昨今。わたしは自制するのに必死だ。

ベッドにダイブしたい気持ちを抑えて机に向かいキーボードを叩く。「やばーい!今日何もしてないじゃーん!」となるのが恐ろしくて、風呂場には難しそうな本を持ち込む。

「サボりたかったらサボってもええんやで」とどこからともなく聞こえてくる悪魔の囁きに耳をふさぐ。

ぶっちゃけ自粛生活でいちばん辛いのはこれかもしれない。

美術系漫画『ブルーピリオド』のなかに、夏休み期間に出された大量の美術課題をすべてこなせた人はいなかった、というエピソードがあったが、要するに「自制できる」人は少ないのである。

誘惑に打ち勝ち、自制できた者だけが次の時代の切符を手に入れるんだ!!

…というのはわかりつつ。

あーだる。あーめんど。あーねむ。

今日もブルーライト浴びて頑張りましょう。

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