![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11526845/rectangle_large_type_2_2691270d89285ec34652c6deefb2e5a4.jpeg?width=800)
「あと少しだけ」が永遠になる
「あと少しだけ」
これは、頑張りたいときの口癖だ。
ちょっとぶっとんだことを言えば、「自分は大して長くは生きないだろう」と昔から思っていた。
厨二っぽいけど、細く長く煙のように生きる人生よりも、花火のように一瞬光って散るような人生を送ることを望んでいた。
でも、人生はそうはうまくはいかない。
失敗。裏切り。挫折。絶望。
そんな場面に出くわすたび、「あと少しだけ」と思った。
あと少しだけ、がんばったら辞めてしまおう。あと少しだけ、やりきったらおわりにしよう。
結果的に、わたしはまだ生きている。
「あと少し」がおわらないのだ。
もしこれが、「あと1年がんばろう」だとしたら、全然やる気が起きない気がする。
そんな先のことなんてわからないし、ものすごく果てしない気がしてくる。
でも、あと少しだけだったら、何とか自分を奮い立たせ、重い腰を上げて頑張れるし、結果も早く出せる。
ずっと頑張る必要なんてない。
未来のことを考えるとクラクラしてくる。
でも、あと少しだけ、の気持ちで取り組んでみたら、結局面白くなっちゃって最後まで完走しているものだ。
そんな魔法の呪文、「あと少しだけ」を、使いながらの生き様は、刹那的で、必死で、案外悪くないかもしれない。
サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ