見出し画像

1年に1度の"友だち"。

毎年、海外旅行に一緒に行く友だちがいる。

かれこれ4年ほどになるだろうか。毎年冬ごろになると計画を立て始め、夏に3泊4日ほどの旅行に行っている。

直接会って、2人でスマホを弄りながらチケットを全部取って、観光ルートも決めて、次に会うときは空港だ。

大学受験時、通っていた塾が同じだったその子とは、互いに目指していた学部が同じだったのがきっかけで仲良くなった。

塾の期間はせいぜい2ヶ月程度で、その後はお互い別々の大学に入った。連絡を取るのもせいぜい誕生日のときぐらいだ。

でも、1年に1度だけ一緒に海外旅行に行く。

冬ごろになると、どちらからともなく「最近どう?」というメッセージをして、そこからあっという間に旅行の予定が決まっていく。

空港で集合してから帰るまでのあいだ、片時も離れずずっと一緒にいて、積もり積もった話を1年分ワーッとして、別れたら次に会うのは1年後。

我ながら、なんだか不思議な関係だなぁと思う。

以前彼女から、「他の人と旅行に行ってみて、一緒に旅行に行く相手って大事だなって思った」と言ってもらえたことがある。

私にしてみれば、英語が堪能な彼女に旅行中は終始おんぶに抱っこで、多大なストレスを与えていやしないか心配していたので、この言葉はすごく嬉しかった。

1年に1度しか会わないけど、ずっと一緒にいられる。

わたしは「友だち」の在り方について、ずっと考えてきた人生だったし、特に思春期は死ぬほど悩んだ。

掘り返してみると友だちに関するnoteが多い。マジで友だちって何なんだろう〜!? と頭を抱えることばっかりだ。

わたしみたいに悩んでいる人たちに、友だちの形はいろいろあるけど、こんな友だちの形もあるんだよって伝えてあげたい。

別に毎日メッセージのやりとりをしなくても、ずっと一緒にいなくても、「大好きだよ」って直接言葉にしなくても、1年に1度しか会えなくても。

サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ