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書籍『 #書く習慣』ができるまで

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2021.08.31に発売した処女作『 #書く習慣 』。 お声がけいただいてから、実際に執筆し、みなさまに届けてから届けたあとまでのお話をまとめました。
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#読書

「書くこと」を好きになりたい人のための本ができました。

あれは2020年の5月のことでした。 それまで取材にイベントに駆けまわるような日々を過ごしていた駆け出しフリーランスのわたしの生活は、外出自粛によって一変しました。 いつものように「書くべき」仕事の原稿が手元にない。突然ぽっかりと空いたスケジュールを見つめながら、ううむ、この有り余る時間をどうしようかしらと悩みました。 ずーっと家に引きこもったまま過ごす、代わり映えのない毎日。唯一の楽しみは、せいぜい凝った食事を作って食べることか、アニメや漫画などの娯楽に浸ること。

「書けない」ときは日常との対比をつくってみる

旅行に出かけると無性に本が読みたくなるのはなぜだろう。 くねくねとしたヘアピンカーブを曲がりながら、振り落とされまいとハードカバーの本を必死に掴んで覗き込む。 小説は再生するのになんの装置もいらない。もちろんバッテリーが切れることもない。ただページを捲る動作さえできれば永遠に時間を潰すことができる。とてもお手軽なエンタメだ。 読もう読もうと思いながらも本棚の上で埃をかぶっていた本を4冊鞄に詰めて横浜ナンバーの車に乗り込んで群馬までやって来た。 車の中で心置きなく本を読

【22.02.19更新】#書く習慣 感想記事まとめ

みなさんが書いてくださった、書籍『書く習慣』の感想記事をまとめました。ありがたいことに本当にたくさん書いていただき…!もしも「見落としてるよ〜!」という場合はTwitterのDMから一報いただけると大変喜びます。「買おうか悩んでるよ〜」という人はぜひ参考にしてみてください!

#書く習慣 感想ツイートまとめ

書籍『#書く習慣』のみんなの反応がワンダホーでハッピーなので、それらをまとめたものになります。わたしの活力&みなさまが書籍を購入する際の参考にしていただけたら幸いです。 2021.10.01 皆さまの口コミが書店用コメントパネルになりました!ありがとうございます!

「書き残し」続けていく

わたしにとって、「読書」というのは娯楽に過ぎなかった。 お母さんが本が好きで、幼いころから毎晩のように寝る前に本の読み聞かせをしてもらっていた。 「もっと!」と駄々をこねるわたしに、「今日はここでおしまいね」とお母さんは本を閉じ、文字の読めなかったわたしは次の日を待ちわびながら眠りについた。 英才教育だったこともあり、読み書きの会得はものすごく早かった。4歳のとき、幼稚園に入る前にアンパンマンの力で覚えた。 それからは、来る日も来る日も飽きもせずに本を読み漁った。幼稚