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書籍『 #書く習慣』ができるまで

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2021.08.31に発売した処女作『 #書く習慣 』。 お声がけいただいてから、実際に執筆し、みなさまに届けてから届けたあとまでのお話をまとめました。
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2020年1月の記事一覧

わたしが書いて”くれた”note

自分の感情を残しておきたくてつらつら書いているこのnote。 気付いたら自分のためだけじゃなく、誰かに届いていたnote。 先日、こんなコメントをもらってすごく嬉しかったのを覚えている。 「書いた」はただの事象だけど、「書いてくれる」は、たぶんその人にとって「良いこと」なのだという証。 正直に言ってしまえば、公に出ているライティングの仕事は、取材相手や編集さん、媒体がすごいのであって、わたしにとっては錯覚資産だと思っている。 すごい人の言葉は、もうそれだけですごい。

「書き残し」続けていく

わたしにとって、「読書」というのは娯楽に過ぎなかった。 お母さんが本が好きで、幼いころから毎晩のように寝る前に本の読み聞かせをしてもらっていた。 「もっと!」と駄々をこねるわたしに、「今日はここでおしまいね」とお母さんは本を閉じ、文字の読めなかったわたしは次の日を待ちわびながら眠りについた。 英才教育だったこともあり、読み書きの会得はものすごく早かった。4歳のとき、幼稚園に入る前にアンパンマンの力で覚えた。 それからは、来る日も来る日も飽きもせずに本を読み漁った。幼稚