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両立の違和感

フリーランスになって7年、結婚して5年、ママになって4年、パラレルワーカーになって2年。

育児をしながら仕事をしている
パラレルワーカーとして兼業している
個人と会社の両方で働いている
などと話す機会をいただくと
「両立していてすごいですね!」
なんて、ほめていただくことがある。

でも、実は素直に喜べない。

まず、「両立」ってなんだっけと思って調べると
“二つの物事が同時に支障なく成り立つこと”とあった。

学生の頃は、“勉強と部活動を両立している”って
そういえば、褒め言葉だったなと思った。

両立に違和感を感じる理由はなんだろう。

まず、1つめ。
シンプルにわたしは両立していない。
やっている=両立と受け取っていただくが、
内情は凸凹の毎日だ。

保育園の迎えにギリギリで、
なごやかにゆとりをもって園庭で遊ぶ親子を尻目に
産後太りがなおらない体を揺らしながら、猛ダッシュして
お迎え時間に滑り込みするなんて珍しくない。
こんな日常に、両立なんて優雅な言葉は似合わない。

仕事で質問をいただいて、
「わー!全然気づいてなかった(冷や汗)なんか、処理能力落ちたな」と思ったりする。成長から衰退曲線へと移行した感がある。

2つめ。
両立、両天秤なんて、2つで言い表せないほど
個人や社会の価値観が多様化しているという実感。

何が良くて何が悪いかなんて
一言では言い表せないことも多い。
それからクオリティ。
インターネットを介して、色々なすごい人がいることが
毎日伝わってくる。
一握りしかいなかったはずのすごい人は、
なんだか、倍増しているような気がする。
毎日毎日、誰かがコトを起こしている。
両立!って言っちゃうと、そのレベルでふたつのことをしていなきゃいけないんでしょ感。

パラレルワーカーっていったって、
自分で起業して社長しながら、なんちゃら団体の理事を兼務し、著書を発行とかなっちゃっている。

人と比べてもしょうがないけど
両立とか、いいママですねとか、すごいことやってますねとか。(←これは別に私が言われていることじゃない。いいママですね、は特に言われたことない)
そういう褒める側がレベルを決めているような抽象的な言葉って
なんだかあんまり意味がないなって思った次第。

なんだか全体的に理屈っぽくて、自分の現状に納得いってないんだなって、
書いていて思いました。

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