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#4 伝えることの難しさ

夏休みも空けて9月、前期のテストも終わり後期の実習が始まります。

後期に新たな取り組みとして、実際前にプリントを配布しました。

内容は教本から特に重要な部分を抜粋して、問題文として解いてもらうプリントです。

実習中だけで筆記のテストを作るのは難しいので、プリントからも出題すると伝えておき、提出を任意にしました。

1回目は1人しか提出しなかったのですが、回数を重ねる事に提出の数も増えていき、最終的には10名ほど提出してくれるようになりました。

1回目の提出率の低さには少し驚いたのですが、なんとなく理由がわかって来ました。

ここからは推測になるのですが、おそらく私の話が理解できていないのだと思います。

私の方にも問題があるのかもしれませんが、テストで正解率がとても悪い問題があり、そんなに難しくないのに何故なのか疑問に思ったことがありました。

後実習中もデモンストレーションの後私の言った事が理解できていない子がいて、ちゃんと説明したのになぁという事もあります。

アレックス問題をご存知でしょうか?

Alexは男性にも女性にも使われる名前で、
女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名
Alexanderの愛称でもある。

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

Alexandraの愛称は(    )である。
1Alex
2Alexander
3男性
4女性

答えわかりますか?
正解は




1Alexです。
この問題そんなに難しくないですよね?
なんと中学生正解率37.9% 高校生で64.6%だったそうです。

なにが言いたいかというと、こちらは間違いなく伝わっていると思い込んでしまうが、伝えきれてない可能性がある認識を持たなければいけません。

ちなみに正答率の低い問題に正解して(決して難しい問題では無い)、実習内容の理解が早い子が唯一の1回目のプリント提出者でした。
実習の際私の間違いに気づいたこともあります。

伝える難しさ伝え方のややこしさみたいな、特に相手は高校1年生。
なかなか大勢の前で発言するのも遠慮しがちだと思います。

わからないことがあったとしても、もしかしたら自分だけがわからないことなのかと思えばなかなか質問できませんよね。

表情をみて理解しているのか観察して、なるべく質問しやすい環境になるようにしたりしていますが、これもまた技術が必要なのでむずかしいです。

経験がない私にとって気を付けないといけないことはいるつ出来ているつもりになることなのかもしてません。





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