見出し画像

元のさやに納まったアップルウォッチ

アップルウォッチを手放そうと思い、メルカリに出してみました。
最近買ったばかりの1番新しいシリーズのもの。

もちろん、欲しくて買ったのだし、つけていると嬉しいし、まして、買った値段で売れるわけもないので、手放す必要は無いのですが、アップルウォッチは、私の「お金を使いたいマインド」の象徴であり、これを手放すことで何か自分の中のダメな部分を捨てられるのではないか、と思ったんです。

iPhoneをメルカリに出した時も、iPadをメルカリに出した時も、ホントに数分で売れたので、Apple製品人気ってすごいなと感心しました。

アップルウォッチもそんな感じだろうなと、すぐに売れてしまうことを想像し、売れたら名残惜しいなんて言ってる暇なく、さっさと手放せていいのかも、と考えていました。

ところが。

売れないのです。

数分どころか数時間経過しても、ポツポツいいねがつくぐらいです。

あれ?

そんなはずないのに。
これ、最新ですよ?
ほとんど使っていない、新品同様なのに?

買ったばかりなのに手放す惜しさから、値段を高くつけていたことが原因かな?
もっと下げないとダメかな?
と思っているうち、なんだか、売らなくてもいいような気がしてきました。

そこまで値段下げて売るなんて、どうなの?
不要だから売る訳じゃなくて、大好きなものなのに、せっかく買ったものを売る方がもったいないんじゃない?

しばし葛藤。

欲しいと思って、あと先考えずに買ってしまった自分。
生活に余裕がある訳でもないのに買ってしまったから、やっぱり手放して少しでもお金を取り戻さなきゃ、ミニマムライフを遂行するんだ!と鼻息荒く、あらゆるものを手放す方向に突っ走ったけど、冷静になろう。

今まで、肌身離さず、寝る時までつけていたアップルウォッチ。
3年ほど、使いまくってバッテリーの持ちも悪くなってきたから、新しいものを、キヨミズの舞台から飛び降りるつもりで購入したのだ。

今の私が買うには確かに贅沢なものだけど、こんなに使いまくるほど、腕の一部になっているほどのアップルウォッチを、贅沢品だ、これを持っている限りミニマムライフは送れない!と考えるのではなく、買ってしまったのだから、これを大事に使っていけばいいのではないか。
そして、次にダメになって買う時、必要か否かよく考えて、どうしても欲しければお金を貯めてから買うのだ。

すぐにメルカリの出品を取りやめました。
メルカリに出すために、泣く泣く腕から引き離してしばらく箱に入れていたものを、取り出してつけた時の喜び!

買った時より嬉しくて涙が出ました。

別れましょ、と言って別れたものの、やっぱりアナタを忘れられない!と恋人の元に戻る時のような。

私の腕には今、またこのアップルウォッチが自分の一部として動いてくれて、運動の指示や、睡眠の管理をしてくれています。

大事にするよ、使えなくなる日まで!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?