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ランドセルは高くなくて良い

ランドセル商戦、年々早まっているようです。
入学する一年前くらいから予約注文が必要らしく、人気のブランドのランドセルはあっという間に売り切れすることもあるようです。

我が家の娘が幼稚園の年長さんの頃、ランドセルきめたー?とママ友から聞かれ、え、気がはやいね、まだまだ先のことじゃない?と言ったら、もう決めてる人多いよーと言われました。それも、「〜工房」とか「〜鞄」という老舗鞄メーカーの職人さんが手がけるランドセルが人気だそうで、お値段も下手すると、いや、下手しなくても10万円を超えたりするらしい。ランドセルなんてヨーカドーとかイオンで普通に買えるじゃん、色にこだわりないなら、時期外れにコストコで激安で手に入るしな、なんて考えていましたが、世の中の流れも見ておかないとな、と思い、重い腰を上げてイオンのランドセルコーナーに行ったのでした(やっぱりイオン行くんかーい)。
イオンでは早割とか、何月何日まで購入するとポイントが貯まるとか、全部で5つくらいの特典がついていました。一旦帰って、イオンのウェブサイトを見せて娘に確認したところ、一番安い価格帯のランドセルを指差して、
「これがいい!」
と言いました。ちょ、なんて親孝行な娘なの?もう少し上の価格帯のを見せながら、
「こっちのデザインも見てごらん、ステッチとか色々違いがあるけど、本当にそれで良いの?」
と聞いたら、
「それが良いの!」
と。もともと娘はランドセルに深いこだわりがなかったようで、色さえ自分好みのものであればOKという感じでした。
結局、実質3万円弱でランドセルを買うことができました。

で、実際小学生になってランドセルを使いはじめるわけなんですが、一年生って、ランドセルに黄色いカバーを付けるのでデザインの可愛さもへったくれもありません。2年生に上がれば黄色いカバーは外しますが、ランドセルは所詮ランドセルなので、高そうとか安そうとか誰も見ちゃいません。高かったランドセルを傷めないために、透明のカバーをつけさせる親御さんがいますが、それでは高価であっただろう、せっかくのランドセルの革の良さを自ら隠してしまう残念な行為です。
所詮、ランドセルは、かばんとしての機能が備わっていればオールOKだと思います。6年間使用するので、それで計算をして、1年に2万円弱以上のお金を小学生のかばんに費やすのは少々もったいないお金の使い方だと私は思うのです。

子どもがブランドのランドセルをどうしてもほしいと言って、親も無理のない範囲でお金をだせて納得して買うなら良いとは思いますが、周りが買っているのにつられて無理して買ったり、あるいは、ただの親の自己満足で買うのなら違和感を覚えます。

まあでも、そのランドセル商戦でメシを食っている人もいるし、それで経済が多少でも回っているんだとしたら良いのかもしれません。でも、この新たな風習(?)が小学校進学前の親御さんのストレスになってはいけないと思うのです。
え?なってない??
それなら良いのですけど…。
では、また〜

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