うつ日記184 本 四畳半王国見聞録
起きてゲームして寝るだけの生活の罪悪感に耐えかねた日記
変な時間に寝たせいで一日中体調が悪い。すっきりねたい。
四畳半王国見聞録を読んだのでその感想。この本の登場人物はすべからく、選りすぐりの「阿呆」である。非凡な才能を活かせずにひねくれた者、実体のないものを追い学生生活を棒に振るもの、もしくはただの阿呆。
夜は短し歩けよ乙女に続くシリーズの中でいちばん、ただただ阿呆な学生その他魑魅魍魎をすし詰めにしている。阿呆、阿呆、そしてそれらを束ねる阿呆神。絶対にこんな腐った学生はいないのに、この世界のどこかにはいそうな不思議な描き方だと思う。
夜は短し歩けよ乙女からロマンティックを除去して四畳半神話大系から真剣さを削除したような感じ。阿呆さに特化しすぎて、世界線はそれらの作品と同じなのに、読後感がすこしちがう。悪い方に。
ほかの作品の方がバランスはいいけどこの本にしかない面白おかしさがあるので、他の系列作品を読んだ人には是非読んでほしい。
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