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うつ日記193 最後の喫煙者

起きてゲームして寝るだけの生活の罪悪感に耐えかねた日記

 本読んだ。なんか発表会した。おしまいの一日。疲れた。読んだのは筒井康隆の「最後の喫煙者」。収録されてるのは急流、問題外科、最後の喫煙者、老境のターザン、こぶ天才、ヤマザキ、喪失の日、並行世界、万延元年のラグビー。
 問題外科はスプラッタ感があるけど、他のも共通して人間ならどこかでやりかねないしくじりというか問題行動的なものが詰め込められてると思う。全部の話で共通して地に足がついてるのに、ぜったり起こりえないSFをテーマにしてる。
 急流は急激に時間の流れが早くなったり、こぶ天才は舞台が地球じゃなかったり。起こりえないことが起こった時の人間の反応が生々しくて、SFなのに感情移入というか、世界に入ってしまう。ふしぎだなあ。

 筒井康隆の本はほかにも何冊も持ってるけど、こういう短編集はドタバタ感がすごくて面白い。同じ作者の味がするのに、ジャンルはまるで違うように感じる。おすすめ。

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