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分娩中に胎児仮死?!本当に命懸けだった出産レポート②


こんにちは。
はま子です^^

前回の出産レポート①の続きです。
※よければ第一弾もご覧ください・・・!
https://note.com/milk07255/n/n4ef39d7b8904

前回は子宮口全開までの軌跡を綴らせていただきました。
この回ではいよいよ出産時のレポートと後産、その後のお話をしたいと思います。


3.いよいよ出産!


朝7時にトイレに立ったこの行動が、お産を一気に進めることになりました。
戻ってきて機械をつけて横になってからは、それまで等間隔で来ていた陣痛の
波がなくなりずっと痛い状態に。
(ずっと陣痛の痛みが続いている感じ)

かれこれ1時間以上「痛い、痛い!」と叫んでいました。
夜通しテニスボールでいきみ逃しをしてくれてた旦那氏、ここにきてずっと叫んでいる私をみて心配になったそうです。笑

その間もずっと腰をさすってくれてた彼には感謝しかありません。


朝8時。

日勤の看護師さん・助産師さんが出勤してくる中、それに紛れて一時帰宅していた母も帰還。後から聞いた話ですが、母自身わたしを産むときに丸1日以上陣痛に耐えて出産したそうで、まだ産まれないだろうと余裕を持って帰ってきていたそうです。
なのでスタッフさんがバタバタしているのをみて焦ったとか。笑

もう痛みとともに何かが下に下がってきて「なんか出そう!」と思ったわたしは
必死の思いでナースコールを押し、来てくれた方に対して「もう出そう!!出ます!!」と叫んでました。

まだお産の準備はできてなかったので、一旦お尻を思いっきり押されてお腹の方に戻される羽目に。

「え、なんで?!もう出したいのに・・・!」と思いながら何もいう余裕がなく
ひたすら呼吸法で逃すしかありませんでした。


と、思ったのも束の間。


数分後すぐにまた降りてくる感覚がありナースコール。
「痛いですもう出る!!!」と必死で訴えた記憶があります笑

内診してもらい、「え?!もう頭見えてる!!産まれるよ!」という言葉とともに
慌ただしく準備が進んでいきました。

先生も到着し、合図に合わせていきみます。
わたしの場合、最後まで自然破水はせず、先生に人工的に破水させられました。


頑張って渾身の力をこめますが、うまくいきめておらず赤ちゃんも思うように出てきてくれません。
2回、3回といきんでみても、何かが挟まっている感覚が拭えず
そのうちに先生が一言


「赤ちゃんの心拍下がってきてるよ、拍車かけようか」


吸引の準備して、という先生の指示と同時に、腹圧が思いっきりかかりました。
吸引分娩です。

スタッフさんが思いっきりわたしのお腹を押し(ほぼ大人の全体重乗せられてたらしい)、先生が下から引っ張るというなんとも形容し難い状態に
成り行きで立ち会いした母は息を呑んだと言います。
実はこのとき、一瞬赤ちゃんの心臓は止まっていたそうです。
わたしは産むことに必死すぎて目を開けられる状態じゃなかったので何も見れていませんでしたが・・・。

吸引分娩で2.3回いきんだとき、何かがするんと出た感覚がありました。
自分でも訳がわからないくらい叫んでいたと思います。
本当に意識が飛びかけていて(三途の川を渡ってた気がする・・w)
もう無理だ、、!と思った瞬間に我が子は出てきてくれました。

しかし、すぐに産声は聞こえて来ず・・。
どうやら口の中に羊水が溜まっていたのか、それを取り出す処置をしてくれていたようです。



ほどなくして、元気な泣き声が響き渡りました。
無事、女の子を出産できました!

やっっっと終わった・・・・!という達成感と、無事に産み落とせた安心感でわたし号泣。横でずっと励ましてくれてた母も号泣。
なぜかお産準備の段階から泣いてた旦那氏も再度号泣。笑


こうして、わたしの壮絶な第一子出産は終わりを告げました。


4.後産とその後の小ネタ


妊婦健診の時は3000グラム強と言われていた娘ちゃん、実際には2600グラム台でした。
ちなみにわたしの出生時より身長は高く体重は軽いという抜群のスタイルで産まれてきてくれました(笑)

バースプランに「カンガルーケアがしたい」と書いていたので、産まれた姿そのままで胸元に連れてきてもらいました!
記念に家族3人でパシャリ📸
※苦手な方はスクロールしてください・・!


そのあとは身体測定や綺麗にお洋服を着せてもらっていた娘ちゃん。
母も旦那氏も、すぐに目があいた娘ちゃんに釘付け。


その間のわたしといえば、後産で胎盤の取り出しと切られた傷の縫合。
後産もお腹押されて痛かったのを覚えています・・(笑)
今回の産院では先生が切開推奨の方で、出来れば切開はしたくないですというわたしの淡い希望は早々に打ち砕かれていました。

さらに、傷の縫合中に麻酔が切れるという一大事。
急に針が刺さる感覚、糸が通る感覚がハッキリとわかり、わたし再び痛みと格闘。
怖くてどれくらい切ったとか聞けませんでした・・・(未だに知らない笑)。


そして綺麗にしてもらった娘ちゃんを再度抱っこして家族写真をパシャリ。
ついでに母も入れて4人でも撮ったよ。


そういえば、旦那氏は臍の緒を切るという貴重な経験をされましたw
血とか苦手だろうからと、予め切ってくださいとスタッフさん側に伝えていましたが
その時になってやる気になった旦那氏、普通に切りに行ってました。笑


5.終わりに

これは最近知った話なのですが、産まれるタイミングを決めるのは実はお腹の赤ちゃんらしいですね。

陣痛の波が来ている時、つまり子宮が収縮している時は、赤ちゃん自身もきゅうっと締め付けられるみたいで、かなり苦しいのだそうです。

なので、その締め付けに耐えられる、と赤ちゃんが判断したタイミングで産まれてきてくれるんですね。

うちの子は途中で心臓が止まりかけていたので、耐えられるギリギリラインのところで産まれて来よう、と思ってくれたんだなあと思いました。

そう思うと涙が出てきますが、本当に元気に産まれてくれて赤ちゃんにも大感謝です。


自分が子どもの頃は、五体満足なんて当たり前、健康で元気でいるなんて当たり前だ、親はなぜそんな最低限のことしか望まないんだ
と不思議に思っていましたが、自分が親になってみて、本当に心の底から感じます。


五体満足で、元気に産まれてきてくれて、ありがとう。


この一言に尽きます。
この記事を書いている今は生後3週目、魔の3週目と言われる時期ですが、バンザイして寝ている姿、大きな声で泣く姿、ミルクを必死で飲む姿、時々ニコッと笑う姿、すべてが愛おしいです。

育児は24時間で、今まさに私は自分の時間がありません。
睡眠時間も短く、分断され、身体もまだまだ痛いところだらけです。

ただ、何にも変えられないかけがえのないものを、自分の子から与えてもらいました。


ママのお腹の中でトツキトオカ頑張って育ってくれてありがとう。
元気に泣いてくれて、毎日生きててくれてありがとう。

この子が大きくなったら、分娩の時の話もしながら、ゆっくりお酒を飲みにいきたいなぁなんて旦那氏と話しています(何年後や)。


以上、大変長くなってしまいましたが
わたしの第一子出産レポートでした(^^)

ここまで目を通してくださった方、本当にありがとうございます。

どうか皆さまに、それぞれの幸せが訪れますように。
そしてこれから出産を迎える方がもしいたら、旦那さまやご家族は本当に命懸けなものだということを理解し、奥様、お子様に感謝してあげてくださいね。

それではまた(^^)

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